公開日: 2022/12/29
上画像は、「エクリプス クロスPHEV」のメーターパネルです。左メーターの右側がハイブリッド走行時のメーター、左側がEV走行時のメーターとなっていて、モーターとエンジンの状態が一目で確認できます。
走行中等にEV走行とハイブリッド走行に切り替わると、指針もそれぞれのメーターを指すようになります。EV走行とハイブリッド走行の切り替えは、基本的に自動で使用している方が多いかもしれませんが、手動でもスイッチ一つで簡単に切り替え可能。EVプライオリティモードもあり、EV走行を極力優先してくれるので、エンジンをできるだけ使わずに走行したいという時に重宝します。
走行面は、三菱独自の4WDシステム「S-AWC(Super All Wheel Control)」で抜群の操縦性。安定した滑らかな走りで、EV走行からハイブリッド走行へ切り替わっても大きな違和感を感じることなくスムースに移行し、どちらでもSUV とは思えないスポーティーで気持ち良い走りを味わえます。
ジョイスティックタイプのシフトレバーの下にある「SAVE/CHRG」スイッチは、バッテリーをセーブして走行する「セーブモード」とエンジンの発電で充電する「チャージモード」に切り替えるもの。チャージは、走行中、停車中どちらでも可能です。
エクリプス クロスPHEVには、
という5つのドライブモードがあり、ドライブモードの切り替えも簡単。エコ運転をサポートするECO、通常使用のNORMAL、雪道の走行に適したSNOW は、使用シーンがすぐにイメージできますね。
一見ではどんなモードか理解するのが難しいGRAVEL は、ガソリン車にも設定されているドライブモードで、ダートや起伏のある路面での走行に適しています。そしてTARMAC は、力強い加速が魅力の乾燥舗装路で使用するモードとなっています。エクリプス クロスPHEV のパワフルな加速力は、実際に体験していただくことが一番ですので、是非お近くの三菱販売店で体験してください。
ちなみにアウトランダーPHEV には「POWER(パワー)」というドライブモードもあり、TARMAC と同じく力強い走行が魅力のモードです。三菱によると、両モードの違いや使用シーンは、POWER は高速道路の追い越しや加速等、TARMAC はワインディング等を想定しているとのこと。
画像出典:三菱自動車
エクリプス クロスPHEV には、2021年の改良モデルから高速道路での同一車線運転支援機能「マイパイロット」が搭載されています。
マイパイロットとは、高速道路でドライバーの負担を軽減してくれる機能のことです。多くのクルマに設定され当たり前になってきている機能ですが、例えば渋滞時等にセットすると、アクセルから足を離していても先行車が発進したら自動的に追従し、設定した速度を上限に先行車の加減速にあわせて車間距離を保ってくれるというものです。
レンタル期間中に実際に渋滞にはまった際にこの機能をセットし体験しましたが、間違いなくドライバーの負担減につながります。マイパイロットには、車線中央付近維持をサポートしてくれる機能もあり、当日は東京湾アクアラインで渋滞にはまり、通過まで約1時間30分かかりましたが、運転の負担、渋滞のストレスをほぼ感じなかったほど。
もちろん自動運転システムではないため、状況に応じてアクセルやブレーキ、ハンドル操作を行うことは必須です。また、この機能がついていなくても、もちろん目的地まで移動できるものですが、一度経験してしまうと、その便利さから抜け出すのは難しい。
高速道路での渋滞のストレスを感じさせなくしてくれる。マイパイロットは、それほど高速道路でのドライバーの負担を軽減してくれる機能です。
なお、アウトランダーPHEV には、「ナビリンク機能」が付いたマイパイロットが搭載されています。ナビリンク機能は、ナビゲーションの地図とリンクし、道路の曲線率や速度制限情報を読み取って、カーブの前での減速や、制限速度に合わせた速度変更を行ったりと、さらにドライバーの負担を減らしてくれます。