B!

車中泊でホテル並みの寝心地を実現!? キャンピングカーに「エマ・マットレス ハイブリッド」を搭載してみた

キャンピングカーのメインベッドの寝心地を再確認

ベッド状態にしたところ。広さは確保されていますが、
いくつかのクッションの組み合わせなので、専用のベッドマットレスに比べるとさすがに…

筆者のキャンピングカーは、日本を走っているトラックがベースの、いわゆる多くの方が想像するキャブコン タイプではかなり一般的なレイアウトだと思います。運転席の上に引き出してスペースを拡張するバンクベッド、キャビンスペースに2:2対面の4人掛けとテーブルを組み替えて作るメインベッド、さらに車両の最後部に二段ベッドというレイアウトです。

メインベッドはテーブルとソファ部分を組み替えてベッドに変更するのですが、6つのクッションパーツでソファとベッドを組み替える構造になっています。ベッドに組み替えるとサイズは約100cm×200cm。一般的なシングルベッドサイズです。

お出かけの際には、妻と息子が寝ているので、筆者はほとんど寝たことがないこのメインベッド。普段使っているクッションを枕に、こちらも妻たちが普段キャンピングカーで寝るのに使っているシュラフを掛けて、3日ほど実際に寝てみました。

主観のみだと参考にならないので、スマートウォッチで睡眠スコアを計測

この際に単純な筆者の体験談だけでは、参考になりにくく、つまらないと考えたので、スマートウォッチ Amazfitの「Amazfit T-Rex 2」を使って、睡眠スコアの計測も行いました。Amazfitのスマートウォッチは睡眠の質を100点満点で採点してくれるので、非常に伝わりやすいというメリットがあります。

筆者のキャンピングカーでは、もっとも寝心地がよいはずのメインベッドの寝心地を、3回実際に寝てみた結果を採点してみました。

睡眠スコアは、3日平均で100点満点中75点と平凡な数値

もっとも睡眠スコアが低かった日の結果。この日は身体の痛みで目が覚めてしまい、
二度寝をする気にもならずに起きてしまったので、睡眠時間も短いです

テストは実際にキャンピングカーのメインベッドに筆者自身が3回寝て「Amazfit T-Rex 2」の睡眠スコアから、その平均点を計測しました。

まずは「Amazfit T-Rex 2」での点数から紹介します。
・1回目 睡眠スコア 83点 入眠時間 5時間45分
・2回目 睡眠スコア 59点 入眠時間 3時間5分
・3回目 睡眠スコア 83点 入眠時間 5時間5分
=平均睡眠スコア 75点 平均入眠時間 4時間38分

平均睡眠スコアの75点程度だとスマートウォッチAmazfitの評価では「中程度 40%のユーザーよりもスコアが低いです。がんばりましょう」となります。気になるのは平均して睡眠時間が短いことです。

クッションの間に腰や手足が落ちるためか、どうしても身体が痛い

スマートウォッチが計測しているのは、接触している腕の部分から脈拍や呼吸などだけなので、熟睡してしまうと、それなりに高い数値が計測されるようなのですが、実際のところソファスタイルにもベッドスタイルにも組み替えられるキャンピングカーの標準装備のクッションはベッドやソファのクッションとしてはかなり頼りないものなっています。そのため、起きるとクッションとクッションの隙間に落ちていた腰や首などが痛いことも多く、それほど長い時間熟睡できるといったレベルではありません。

その結果、身体の痛みなどで目が覚めてしまいますし、一度目が覚めると二度寝をしようとか、ベッドの上でいつまでもグダグダしているよりも起きてしまおうと思うのが、キャンピングカーの標準装備の組み替え式ベッドの限界といえるでしょう。

自宅やホテルのベッドのように、「二度寝も三度寝もしていたい」というレベルではありません。

この記事をシェア

B!
FIAT PROFESSIONAL DUCATO
FIAT PROFESSIONAL DUCATO
  • 全国道の駅情報
  • 国立公園オフィシャルパートナー
  • twitter
  • instagram
  • Facebook
  • キャンプ情報サイト LANTERN
  • moshimoストック