公開日: 2023/08/08
名古屋めしは年々進化しており、近年発祥して爆発的な人気を得たものもあります。その代表的なものが「台湾まぜそば」です。台湾まぜそばは、名古屋発祥の新しい種類のラーメンです。
ラーメン鉢のなかに、太麺と台湾ミンチをのせ、その他ネギやニラ、卵、魚粉などの具を入れた汁なしの麺で、それらをよくかき混ぜて食べるのがオーソドックスです。台湾ミンチが鷹の爪やニンニクが効いていることから、辛さが際立つ味わいになっています。
(辛いのが苦手な方は、ほとんどの店舗で辛さを抑えたりなくしたりもできます)
もともと2008年に名古屋市中川区に本店をもつ「麺屋はなび高畑本店」で発祥し、2013年の名古屋めし総選挙で準グランプリを受賞。近年は冷凍食品やカップ麺でも販売されるまで人気があがってきました。
台湾まぜそばは、「麺屋はなび」が一番有名ですが、岐阜県中津川市に本店を設ける「麺場花道」など、中京圏にいくつか店舗があります。ぜひ、お気に入りの台湾まぜそばの店舗をみつけてみてください。
名古屋めしはガッツリ系グルメだけでなく、朝食やおやつにも食べられる軽食系なものもいくつかあります。その代表的なものが「小倉トースト」です。
小倉トーストは、トーストした食パンにバターやマーガリンをぬって、あずきを乗せたシンプルな食べ物ですが、とてもおいしいと評判で今では全国的に有名になり、名古屋市や中京圏では小倉トースト味のお土産なども数多く販売されています。
もともとは、1921年にとある喫茶店がハイカラブームにのって、バタートーストをメニューに加えたところ、お客さんの1人がトーストをぜんざいにつけて食べるスタイルを店主がみて、それならもとからトーストにあずきをのせてみようと始めたのがきっかけとのこと。
現在ですと、有名カフェチェーン店の「コメダ珈琲店」(名古屋市に本社があります)で小倉トーストが販売されていますが、名古屋市や中京圏の喫茶店のほとんどで、小倉トーストが販売されています。
名古屋や中京圏を訪れた際は、ぜひ地元ならではの喫茶店にて、小倉トーストを堪能していただければと思います。
名古屋めしを一気に紹介してきました。名古屋めしは、基本的にボリュームの多いものが多いため、はしごして名古屋めしを食べまわるというのは、なかなか難しい面もあります。
なので、自分のなかで食べたいものの優先順位をつけて、食べるものについて調べて実際いただくのがおすすめです。さらに、もし時間と費用が許すなら、何回か名古屋市や名古屋近郊・中京圏へドライブしてみるのもいいでしょう。
名古屋めしをいただくと、それだけで名古屋や中京圏にきたという実感を感じられますし、ほんとにおいしいグルメがたくさん揃っています。期待を持って名古屋方面へのドライブを楽しんでいただけたらと思います。