公開日: 2023/07/27
車中泊の旅に出ると、様々な景色に出会えます。長年そんな景色を撮影していると、直観的に「この時はこのレンズ」というのがわかってきます。プロの写真家が推奨する方法ではないですが、自分なりのルールというものなんでしょうね。
私はいつも下記の4本のレンズを、状況に応じて使いわけています。
・SIGMA 35mm F1.4 art(ちょっと広角。散歩しながら撮影したいお手軽レンズ)
・SIGMA 135mm F1.8 art(とにかくきれいに写真が撮れるスーパーレンズ。重量級)
・Supertakumar 55mm f1.8(60年前のオールドレンズ。フィルムチックな柔らかい描写)
・SIGMA 14mm fishieye(歪みがあるけど超広角。車内の撮影で使用)
上記4本のレンズには1本のレンズで広角も望遠もできるっていうズームレンズは一つもなくて、すべて単焦点レンズです。つまり、狙った写真を撮るために被写体に自分で近づいたり、離れたりしないといけないんです。でもその分めちゃくちゃきれいに撮影できます。自分が移動しなきゃいけないので、歩数も稼げて運動不足の解消になりますよw
またどのレンズもf値が低く、主体以外はぼかすことができます。自分が一番撮影したいものにフォーカスを当てて、表現することができるんです。では1本ずつどんな時に使用しているか、作例とともに紹介していきますね。
SIGMA「35mm F1.4 art」は、お手軽なレンズです。旅先で奥さんと愛犬のこごみと散歩をしながらサクッと撮影するのに、もってこいです。つまり使用頻度は高め。
レンズの先に TOKYO GRAPHERの CDFというフィルターを付けています。SIGMA 35mm F1.4 とこのフィルターの相性は抜群で、CDFのフィルターをつけることで光が拡散し、まるで映画のワンシーンのような写真が撮影できます。特に光が横から入ってくるカフェなどで使用すると、かなりいい雰囲気が出ます。
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SIGMAの「135mm F1.8 art」は重量級に重くて、肩こり間違いないですが、描写が最高にきれいなレンズです。このレンズで車を撮影してしまうと、もう他のレンズには戻れない(と思う…)くらいきれいです。
レンズの種類では望遠の部類に入ります。車を撮影しようとしたら、うんと離れないと画角に収まりません。なので狭い場所では使いにくい。望遠レンズの特徴なんですが、被写体の後ろにあるものも大きく映ります。通称「圧縮効果」と呼ばれています。
なので、車と一緒に星を撮影したい時や、山を撮影したい、夕日を入れたいといった時に「135mm F1.8 art」のような望遠レンズを使うことをお勧めします。
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画角的には標準レンズと言われる分類で、カメラを覗くと肉眼に近い光景(遠くも近くもない)、つまり同じ視野で見ることができます。
このレンズはオールドレンズで、フィルムカメラで使用していたものです。もちろん、オートフォーカス(自動でピントが合う機能)なんてついていません。自分でフォーカスリングをぐるぐる回してピントを合わせる必要があります。でもそのひと手間がいい。
一枚の写真を大切に撮影しているって感じがします。このレンズは夜の光と相性が良くて、車中泊旅の夜の車内を、車外から撮影するとき等にチョイスしています。
魚眼レンズであり超広角レンズです。狭い空間の撮影にはもってこいですね。車内にいながらでも車の中をばっちり撮影することができます。車内に並べた食器やウッド天井、つまみ食いしようとしている、こごみまでw すべて1枚に収めることができます。
ただし魚眼レンズなので写真は丸く歪みます。その変形は Photoshopで修正しています。
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スマホでも暗い場所で撮影することができるようになってきましたが、三脚に一眼レフを取り付けて撮影した場合、スマホの写真とはクオリティが違ってきます。
そのクオリティとは「画質」です。暗い場所で撮影した写真は、画像が粗かったりしますよね。設定は調整しないといけませんが、三脚にのせた一眼レフで、ISO感度を低く抑えてシャッタスピードを遅くすれば、手振れもないきれいな画質で暗い場所を撮影できます。
下の写真は、鳥取県の大山から米子市の夜景を撮った写真です。光の粒まで表現されているが分かりますか?
三脚の使用はメリットばかりではありません。持ち運ぶには重く、そして車内ではかさばる…。それでもきれいな写真が撮りたい場合は必需品です!
ちなみに私は Manfrotto(マンフロット)と Velbon(ベルボン)テーブルミニ三脚「ウルトラ553」を使用しています。
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