公開日: 2023/06/01
今回の最終目的地「女満別空港」。道の駅「流氷街道網走」からわずか30分です。すごい地の果て感がありますが、実は羽田空港から飛行機で約1時間45分。羽田空港から新千歳空港まで約1時間半ですから、新千歳空港に行くのと15分しか違いません。
筆者たちが4泊5日かけて新千歳空港からたどり着いた「女満別空港」まで15分で着いてしまうかのようです。飛行機ってすごい。
今回は、残念ながら流氷は空振りでしたが、流氷だけが目的なら羽田空港から「女満別空港」の直行便を使えば、週末のお休みだけでスケジュールすることも可能でしょう。
北海道でもっともやる気のある商業施設という話もある、新千歳空港のお土産屋さんを見慣れた筆者にはちょっと物足りないところもありましたが、女満別空港で友人が北海道土産を購入するのに付き合ったあと、見送り、筆者も帰路につきました。
連載形式で4回、5日間の道東巡る長い旅の記録にお付き合いいただき、ありがとうございます。
筆者は新千歳空港スタート、豊頃のジュエリーアイス、タンチョウ……といったパターンでキャンピングカーを使って冬の道東を周るのは数度目になります。そして、連載の第1回を読んでいただいた方はご存じのとおり、ジュエリーアイスは打ち上げられておらず、初日の最初から目的地を変更しました。
さらに連載4回目の今回は最大の目的であった網走に流氷がないといった事態も発生。アクシデントはこれだけではなく、ラッコが見られるのでは? と訪れた霧多布岬では2時間近くも歩き回った末、オオワシとオジロワシを撮影して帰ってきました。
いっしょに行った友人には悪いのですが…実際こんなものでしょう。自然現象や野生動物が相手ですので、思うようにはいかないわけです。逆に毎回思いどおりにいくなら、すぐに飽きてしまうでしょう。思いどおりにもいきませんが、逆に予想を超えた現象に感動することも多いのが素晴らしいところです。
今回は1月末に5日間も道東にいたのに、ずっと快晴。吹雪などで行動できない日もあるだろうと予想していたのですが、とても快適なドライブを楽しめました。また、2日目の朝に訪れた鶴居村の音羽橋はサービス過剰ではないかと思うほどの川霧と美しい朝焼けに恵まれました。
連載3回目のトップ画像にも使用した野付半島の立ち枯れた木の枝にとまっていたオジロワシについては、友人と2人で「やらせじゃないの?」と目を疑ったほどです。友人を見送ったあと、女満別空港から千歳まで9時間ほどかけて帰ったのですが、帰り道でも、今回の経験を元に次はどうしようと、次のシーズンのプランに思いをはせていました。
それくらい何度行っても思うようにはいきませんし、何度行ってもおもしろいのが冬の道東のクルマ旅です。来シーズンはぜひみなさんもごいっしょしませんか? きっといい大人が自然や野生動物、寒さや風景などに毎日感動できると思いますよ。
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