公開日: 2023/05/30
首都圏の環状高速道路となる東京外環自動車道(以下 外環道)は、首都高の外側と首都圏を起点とする各主要高速道路の起点および起点付近を通る高速道路です。
通っているのが首都圏内のみではあるものの、交通量は東北自動車道(以下 東北道)に次いで2番目の多さをほこり、重要度が高めの高速道路です。
1992年11月に初区間が開通し、しばらく首都高・関越自動車道(以下 関越道)・東北道・常磐道部分の接続という状況がつづきましたが、2018年6月に千葉県部分が開通し、京葉道路や東関道とも接続されました。
そして現在、関越道との接続地点となる「大泉JCT」より西側の中央自動車道(以下 中央道)や東名との接続区間が未開通区間となっています。これらの区間の開通時期は未定ですが、開通に向けて調査や建設が進められており、大泉JCT・中央道・東名では外環道の建設状況を垣間見ることができます。
中京圏の環状高速道路である東海環状自動車道(以下 東海環状道)も、首都圏の外環道や圏央道と同様に中京圏から放射線に延びている各主要高速道路との接続路線として活躍しています。
特に、起点の「豊田東JCT」および近郊の「豊田JCT」〜「土岐JCT」は東名・伊勢湾岸道・新東名・中央道との接続がある重要区間であり、東海環状道のなかでも交通量が多い区間となっています。
2005年3月に初区間が開通し、東名〜東海北陸自動車道(東海北陸道)は接続され、その後断続的な開通がされていますが、今のところ東海北陸道〜名神〜新名神は未開通区間があり、接続されていない状態となっています。
今後の予定として、2024年度に岐阜県の「山県IC」〜「大野神戸IC」と三重県の「北勢IC」〜「大安IC」が、2026年度に「養老IC」〜「北勢IC」が開通予定です。全線開通が待ち遠しい路線の1つです。
↓ こちらもオススメ ↓
他にも近年開通予定の高速道路は全国各地に存在します。また、既存の高速道路も車線の増設や制限速度の引き上げなどにより、よりスムースに走行できるような取り組みも行われております。
新しい高速道路の開通は、これまで遠くに感じていた地域が一気に近くに感じるようになるため、行動範囲が広がる他、実際に利用すると感動すら覚えることもあります。
私の場合、静岡県や愛知県を以前は遠くに感じていたのですが、近年のめざましい高速道路ネットワークの発達により現在は身近に感じられるようになり、今ではたびたび静岡県や愛知県へドライブにいっています。
NEXCO各社のホームページでは、近年開通予定をしている高速道路や区間について公表していますし、新東名やが外環道などは現在の建設状況の画像をホームページへ載せていることもあるので、これからへの期待をしつつ、ぜひみてみていただければと思います。
また、新しい高速道路が開通した暁にはなるべく早く走行してみるのがおすすめです。路面やトンネルの新しさや、いままで通れなかったところが通れるという実感が、またドライブする気もちを高ぶらせてくれます。
■著者プロフィール、これまでの記事はこちら