公開日: 2023/05/30
新東名に続いて新名神高速道路(以下 新名神)も、未開通区間を残している路線となっています。新名神は名神高速道路(以下 名神)の代替ルートとしてつくられている路線です。
新東名や伊勢湾岸自動車道(以下 伊勢湾岸道)と合わせて、首都圏〜中京圏〜関西圏の移動のスムース化がされており、さらに新名神終点の「神戸JCT」は山陽自動車道の起点であり、中国自動車道の重要経由地にもなっているため、関西圏〜西日本への移動にもつながる重要路線です。
実質的な初区間開通は2008年2月と新東名よりも早く開通し、その後起点の「四日市JCT」からや終点の神戸JCT側からの開通が徐々に進み、現在残す区間は滋賀県の「大津JCT」〜京都府の「城陽JCT・IC」、「八幡京田辺JCT・IC」〜大阪府の「高槻JCT・IC」の合計36kmとなりました。
今のところ、大津JCT〜城陽JCT・ICが2024年度、八幡京田辺JCT・IC〜高槻JCT・ICが2027年度開通を予定しております。新東名と合わせて、全線開通が期待されます。
↓ 近年開通した高速道路まとめ ↓
千葉県〜茨城県にかけて通っている東関東自動車道(以下 東関道)は、首都圏にいらっしゃる方なら利用されたことがある方も多いのではないでしょうか。日本最大級のイベントホールである幕張メッセや日本最大級の国際空港となる成田空港の近郊を通ることから、重要度の高い路線となっています。
初区間開通は1971年10月と意外と歴史は古く、当時は「新空港自動車道」という名称でした。その後現在の東関道に名称が変更され、開通区間を延ばしていきました。
現在、茨城県の「潮来IC」〜「鉾田IC」が未開通区間となっており、鉾田IC〜終点の「茨城町JCT」はすでに開通しています。全線開通すると、東関道沿道への影響だけでなく、常磐自動車道(以下 常磐道)の代替ルートとしても利用できるようになるため、期待値はかなり高い路線です。
潮来IC〜鉾田ICの開通は、2025年度〜2026年度を予定されています。こちらが開通すると、茨城県内でも鹿島港〜茨城空港〜大洗港が高速道路でつながるため、物流関係への効果もかなり期待されます。