公開日: 2023/04/01
「別海町ふるさと交流館」から道の駅「スワン44根室」に移動すると、コンビニで購入した軽めの夕食をとって早々に寝た筆者たち、おかげで4時前には目が覚めてしまいました。
筆者は道東など星の美しい地域を旅するときには、薄明や月の明かりの影響を受けない「天体観測可能時間」を調べておき、チャンスがあれば星景写真を撮影するようにしています。
この日は朝の5時くらいまでは、星景撮影に向いた時間であったので、目が覚めたと同時に風蓮湖で撮影を行いました。使用したレンズはSIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art。シグマ最新の超広角20mmレンズは絞り開放から点を点として、しっかりと描写してくれるので星景写真の撮影に最適です。実勢価格は12万円前後。明るい開放のF1.4から描写力が高く素晴らしいレンズです。
星景写真や星の写真を撮影して「なにか違う」と思っている方もいるのではないでしょうか? 同じような場所で撮影しても星の写り方や光の影響、明るさの感じなどが違う、レンズなどの違いなのだろうかと感じる方も多いと思います。しかし、かなり大きな影響を与えているのはフィルターであることが多いです。
上に掲載した写真は先に掲載した写真を撮影する前のフィルターなどを使っていない状態になります。多くの場合、より星を印象的に仕上げるためにソフトフィルター、筆者は「ハーフプロソフトン(A) 100×125mm」という角型フィルターに、ナトリウム灯などの光害の影響をカットする「スターリーナイト」を重ねて付けています。
このあとでホワイトバランスや露光時間、ISO感度を調整して、色合いや明るさをコントロールしているのです。特にソフトンは星をにじませてより印象的に仕上げてくれるので必須のフィルターといえます。
この2枚のソフトフィルターと光害カットフィルターは、星景写真の定番フィルターなのですが、2枚ともそろえるのはなかなかハードルが高かったのも事実です。しかし、2023年のカメラ機材などの総合展示会CP+でふたつの効果を1枚のフィルターで得られる製品がサイトロン ジャパンとケンコー・トキナーからそれぞれ発表されました。
実際の効果次第ではありますが、今後はこちらが主流になってくる可能性もあります。
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実は野生のラッコが見たくて筆者が霧多布岬を訪ねるのは今回で2回目でした。前回もラッコには出会えなかったわけです。さまざまな情報を見る限りラッコは絶対にいるわけで、筆者が出会えなかったのは運が悪いか、見落としているかのどちらかでしょう。
おかしな言い方ではあるのですが、実際のところ、出会えなくてちょっとほっとしているのです。出会ってしまったら、もう霧多布岬に行く理由がなくなってしまうのでは…と思ってしまいます。まあ、それくらいラッコがいなくても魅力的な場所なので、素直に行けばいいのですが、なにか目的があるほうが行きやすく感じるのです。
また牡蠣はかなり好き嫌いのある食べ物かもしれませんが、道東まで行ったなら厚岸の牡蠣はぜひ味わってもらいたい逸品です。筆者は帰り道で厚岸に寄る時間があるときには、必ず「鮮かきA」500gを購入します。
おいしくて美しい道東ですが、今回はおいしいに偏った印象です。次回4日目は早朝から風蓮湖のオオワシとオジロワシ、さらには野付半島の景色を紹介する予定なので、ぜひ次回もご覧ください。
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