公開日: 2023/04/01
厚岸湖で朝日の撮影が終了したら、そのままおいしい牡蠣が食べたいところですが、7時前の早朝に牡蠣を食べられるお店はみつからず。コンビニでコーヒーを買い、少し休憩したあと、3時間近く時間があるので、クルマで約40分の霧多布(きりたっぷ)岬に向かいます。
目的は「ラッコ」。
「ラッコなんて、どこの水族館にもいるじゃない」と思った方、きっと筆者と同年代です。1990年代半ばにはなんと全国で100頭を超えるラッコが飼育されていたといいます。筆者にとっては、パンダ、コアラに続くアイドル動物でした(エリマキトカゲやウーパールーパーもいましたね)。
それが2023年現在ではわずか数頭で、全国でも2カ所の水族館でしか見ることができないそうです。しかし、霧多布岬では6〜9頭という情報が多いのですが、日本全国の水族館にいるラッコよりも多くのラッコがおり、繁殖も確認されているといいます。野生のラッコ、ぜひみたいではないですか!
掲載した写真を見てもらってもわかるように、岬なので当たり前かもしれませんが、地の果て感がすごい霧多布岬。とはいえ、納沙布(のさっぷ)岬のように本土最東端というわけでもありませんし、宗谷(そうや)岬のように本土最北端というわけでもありません。
しかし、筆者も同行した友人も「なぜか、子どものときから名前だけは知っている」というのです。なにか理由があるのでしょうか。
海からの風が強く、気温も低い日ではありましたが、筆者も友人も駐車場から岬の先端までを望遠レンズ、SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sportsを抱えて、ラッコを探し回りました。SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sportsは60mmと標準域の撮影からAPS-Cにクロップして使えば900mm相当の超望遠まで1本で撮影できるので、今回のように風景的な撮影でも、海にポツンと浮かぶラッコも撮影したいといったシーンでは本当の便利です。
超望遠ズーム(約2.5kg)を抱えて、真冬の霧多布岬を約1時間半歩いたのですが、ラッコは発見できませんでした。残念です。
ただし、下の写真のようにオオワシなどが近くに現れるので、かなり楽しめます。
また、最果て感のある真冬の風景のなかを歩き回るのも、しっかりした防寒具があれば、非日常感があり楽しいわけです。 とはいえ、野生のラッコに出会えなかったのは残念。しかし、厚岸に戻るとちょうど昼時という時間になったので、厚岸に戻ります。
目的地は、道の駅「厚岸グルメパーク」です。