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車中泊やキャンプのマナーを考える。知らぬ間にマナー違反を犯さないためのバンキャンパーとしての"こころがけ"

“自然と人に優しく”、これだけで良いのではないかな

自らが信じるマナーや常識を、感覚の異なる他人に押し付けてしまうのは、それこそエゴだと思いますし、たぶんそれを主張しても理解はされないでしょう。

揉め事の原因になることだけは間違いないですよね。「何が良くて何が悪い」というよりは、他人に優しく思いやりを、ということに尽きるんじゃないでしょうか。

少し前になりますが、道の駅の駐車場で、カセットコンロを使用して調理をしているご夫婦がいらっしゃいました。当然その駐車場での火気使用は禁止事項です。

なんとなくではありますが、滞在中の様子や使用されている道具などから、車中泊をしながら旅を続けていらっしゃるんだなとわかりました。だとすると確信犯ですよね。ルールを知っていながらカセットコンロを使用してウインナーを焼いているんだもん。

まったく隣に駐車しているぼくの身にもなってほしいものです! だって、ジュージューと油を滴らせながら焼ける音と、シャウエッセンの香ばしい匂いが車内に充満してお腹のグーグーが鳴りやまないんだから笑 朝食にシャウエッセンはズルすぎじゃないですか。

「この空腹の責任どうしてくれるんじゃーい!」と、怒鳴り込みにはいけませんでしたが、この事が、どこか別の場所で、自分も同じ様に周囲に迷惑や嫌悪感を抱かせてしまったことがあったかもしれないと、考えるきっかけになったのは事実です。

だからこそ、そこは広く優しい気持ちで対処することが大事なんじゃないかなと。もちろん、ルールはルール。ちゃんと納得してもらえるような高等話術でお話することができればいいのですが、施設の方にお伝えして対応してもらうのがベストでしょう。

ちょっとした工夫で、ずいぶん手軽になりますよ

でもこれって、事前にある程度のコミュニケーションがあれば、そういったルール違反行為を未然に防げたりもするんじゃないかとも思います。

すぐ隣から「一部始終を監視してるからな!」という、圧力をかけるという意味合いではなく、「お互い気持ちよく過ごしましょうね☺」という意味でのコミュニケーションです。

ご挨拶って、究極の奥義かも

その1つとしてよく言われるのは、お隣さんへの「ご挨拶」。なーんだそんなことか。って思うかもしれませんが侮るなかれ!

これは冗談抜きでほんっっっっっとに有効で、最初にして究極の奥義と言っても過言ではありません。自分が先に滞在していようが、後から到着しようが、クルマから降りて真っ先に「こんにちはー!」と言えば良いだけ。

ただ一言「こんにちは」と発するだけです。この一言があるだけで、お互いの見えない心のバリアは消え去ります。確実に。

こんなに簡単で、効果的にコミュニケーションがとれる方法って他にはなくて、たとえ相手から何のリアクションが返ってこなかったとしても、こちらはコミュニケーションをとる気がありますよって意思表示にもなりますよね。

でもこれ、着いてすぐ! が重要で、時間が経てば経つほど効果は薄くなりがちなのでご注意を。

自分たちが楽しむための場所を失わないために

「自然」があることで、癒やしや満足感を得られるのがキャンプの魅力ですが、それを取り巻く「環境」、すなわちぼくたちキャンパーの “こころがけ” 次第では、もっともっと楽しめる場所を増やすことができるかもしれないし、裏を返すと自分 たちの遊び場を失ってしまう可能性もあるということです。

自然へのインパクト。
他者へのリスペクト。

自然にも周囲のみんなにも優しく。今回の記事がそんなことを考えるきっかけになってくれると嬉しいなと思います。

自分たちが楽しむ場所を失わないために。

大事な大事なお知らせ

車中泊やキャンプのマナーやルールに対するこころがけ

そして! ここで大事な大事なお知らせがあります。これまで、全8回に渡って「クルマ」と「キャンプ」の新しい楽しみ方を、連載形式で綴ってきた「バンキャンプのすゝめ」ですが、今回で一区切りとさせていただきます。

様々な角度から、ぼくなりの解釈でバンキャンプを紐解いてきたわけですが、バンキャンプを少しでも身近に感じていただけたなら、頭をかきむしりながら夜な夜なタイピングしてきたかいもあるってものです笑

一区切りとは言っても、 “シーズン1” を終えるというイメージで、これからもVancamp Japan としての活動は続いていきますし、ぼく自身ももっと成長して、そしてまた新しい楽しみ方を提案できるようにして帰って来ますので、その時は“バンキャンプのすゝめ シーズン2” というカタチでまたお会いしましょう!

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

VANCAMP JAPAN
代表 小濱潤平

■著者プロフィール、これまでの記事は、こちら
■Vancamp Japan公式HPは、こちら

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