公開日: 2022/11/29
ベッドと車内のウッド化、合わせて2万円程度、ベッドマットが2つで4万円、ベッドマットカバーは1万円程度、カーテンは5千円と合計7.5万円くらいです。材料はほぼホームセンターで購入しています。
バックドアに吊るすテーブルは、道の駅で気に入った木の板を2千円で購入したものです。
現在の78プラドは、まさしく動く秘密基地って感じですね。そんな秘密基地は、山に行けば山小屋になりますし、海でバックドアを開ければテラスの気分になります。一言で言えば変幻自在な秘密基地なのでしょうね。
自分でDIYした車内で夜を迎え、お気に入りのカーテンを閉める。それから照明をつけたときのわくわく感はたまりません。お気に入りの空間でゆっくり過ごす夜の時間は、とても贅沢な時間です。
車内は限られた空間です。そのため車中泊やVANLIFE(バンライフ)ではいかに着替えや食料、小物をうまく収納するかがとても大切になります。意外と一番個性が出るのがこの収納方法なんじゃないのかな?
私たちはYakimaのルーフボックスを屋根に載せて収納力を増やしています。
着替えは万能ボックスに、食料はクーラーボックスに入れてからルーフボックスに入れています。ルーフボックスがある分、車内を広々と使うことができます。旅先での遊び道具、ロングスケートボードや釣り道具なども積んじゃっています。
車中泊していると、スマホや車のキーなど、ついついどこかに行ってしまいがち。「あれ? どこに行った??」なんてことが良くあります(僕だけかも…)。
そのため車内には大型のウォールポケットを付けて、身の回りの小物を収納しています。実はこれ、業者に発注して作ってもらいました。当初、インターネットでウォールポケットを探していたのですが、なかなか気に入ったものが見つかりませんでした。
大きさや生地の質感などなど、山小屋のような車内に似合うものが欲しくて帆布生地から作ってもらったのです。今では、このウォールポケットにドライフラワーなども入れています。
私たちは車自体のカスタムやDIYはもちろん、車内で使用する道具も自分たちのお気に入りを選んでいます。細かな道具や収納カセットコンロや、お皿などは夫婦二人でよく話し合い、車内の雰囲気に合うものを選んでいます。
パッキングの良さからついついアウトドア用品を選びそうになりますが、あえて陶器の食器やウッドプレートを使用しています。
なぜかこの方が山小屋のような車内に馴染みます。すべて思い入れのある食器たちで揃えています。
車中飯を食べるとき、インスタント食材やレトルト食材などで簡単に済ませることが多い私たち。最近は美味しい食材がいっぱいあります。
それをお気に入りのお皿に盛り付ければ、車内はたちまちVANLIFEレストランになります。
78プラドは観音開きのバックドアが特徴です。この構造を活かすと、バックドアをキッチンスペースにすることができます。
と言っても、そんな大げさなカスタムを施しているわけではなく、1枚板をバックドアに吊るしているだけです。カセットコンロを載せれば安全に火気を使用することもできるので、重宝しています。
もちろん車外で火気の使用が許可されているところ限定にしてくださいね。
また、観音開きに開いた扉に布をかけてマグネットで止めれば、簡単なタープを張ることができます。少し日差しを避けてバックドアを開放したいとき、この方法は本当におすすめですよ。
7年前からDIYで車内をカスタムしていますが、旅に行くたびにまだまだ修正点がたくさん見つかります。きっと完成はないだろうなって思っています。
「もっとこうしたい」、「ああしたい」という思いが出てきて、それを実現するために工夫を重ねていく。この工程は非常に楽しいものですよ。
もし車を車中泊仕様・VANLIFE使用にカスタムしたいと持っている方がいれば、ぜひすぐにでも挑戦してみてください。
最初から完成形を求めなくてもいいんじゃないでしょうか。まずは車でコーヒーを飲むため、お気に入りマグカップを探してみる。車中泊やVANLIFEの本を買ってみる。
このようなことも既にカスタムの第一歩です。ゆっくり自分なりの秘密基地を作っていき、車中泊の旅を楽しんでください。
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■著者プロフィールはこちら
・30万円で買ったバンをDIY。自分の好みに、自分たちにとって快適なクルマをつくる楽しみ
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