公開日: 2022/11/18
キロポストが表示されていることにより、各インターチェンジがどのくらいの距離にあり位置にあるかがわかります。これにより、各都市の距離感覚がはっきりする点も、ドライブする際の1つの情報として役に立ちます。
具体的には、首都圏では各主要高速道路が起点となっていますが、首都圏を抜けた都市がどのくらいの位置にあるかがわかるということです。
北関東3県の各県庁所在地、前橋市・宇都宮市・水戸市。いずれも首都圏発の高速道路の主要経由地となっており、高速道路を走行していると表示がたくさんでてきます。
それぞれ起点から「前橋IC」が関越自動車道で92.1キロポスト、「宇都宮IC」が東北自動車道で103.0キロポスト、「水戸IC」が82.0キロポストとなり、起点基準にはなりますが水戸ICが一番首都圏との距離が近いことがわかります。
もっと長い都市でみてみると、東名の「名古屋IC」は325.5キロポスト、その先の名神高速道路(以下 名神)で大阪府吹田市の「吹田IC・JCT」が514.5キロポスト(名神は東名からのキロポストとインター番号を引き継いで表示されています)になるため、意外にも東京〜名古屋より名古屋〜大阪の方が近いんです。
大都市からの距離感覚がわかると、ドライブの行き先や所要時間の参考にもなるため、実は私もかなり活用している方法になります。
キロポストは普段は使うことはあまりないかもしれませんが、いざというときに役に立つ活用方法があります。この方法が、キロポストを活用するうえで一番重要な方法になります。
それは、万が一事故や故障などで車が高速道路上で停まった際に、警察などに正確な地点を伝えるために使用する方法です。キロポストを使用することにより、ピンポイントの位置を説明するのが難しい高速道路上でも、正確な地点が伝えられるのです。
普段の走行なら多少アバウトな距離感覚でも構いませんが、事故や故障などのトラブルでは他の方の兼ね合いや自分自身のその後のトラブル拡大を抑えるという意味でも、警察などに正確な地点を伝えることが重要です。
警察への連絡は高速道路上に設置されている電話機から可能ですが、歩いて移動するのは危険も伴うため、携帯電話が使用できるなら110番に直接連絡するのが適切です。
警察車が到着するまでの間は、車内で待つと後続車に追突される危険性があるため、なるべく高速道路の走行車線から離れた、ガードレールの外側で待つようにしましょう。