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沿道に魅力的な観光地がズラリ。東海と北陸を結ぶ「東海北陸道」の特徴と利用ポイント

サービスエリアやパーキングエリアにも特徴的なところがいっぱい

東海北陸道は、設置されているサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)にも特徴的で独自性のあるところが多く、これらのサービスエリアやパーキングエリアに立ち寄るだけでも、かなり楽しめます。

岐阜県各務原市に所在地を置く「川島PA」は、1999年よりハイウェイオアシスが開業し、施設内には水族館や観覧車などテーマパークのようなつくりになっています。川島PAのハイウェイオアシスを満喫するだけでも、1日十分遊びつくせるくらい、施設が充実しています。

岐阜県関市の「関SA」は、上り線にのみ設置されている全国的にも珍しいサービスエリアです(下り線には、対になる形で「長良川SA」が設置されています)。関市は刃物の街として有名で、関SAでも包丁や爪切りなどが販売されています。

岐阜県郡上市の「ひるがの高原SA」では、地元の原乳を使用した商品が多く販売しており、ソフトクリームからチーズケーキ、牛乳などを購入でき人気です。

ひるがの高原SAの次のパーキングエリアである「松ノ木峠PA」は、施設こそ最低限のものしか設置されていないものの、標高が1085メートルと、全国の高速道路のなかで最も高い地点に位置しています。パーキングエリア内には、「日本でいちばん空に近いPA」と書かれた看板が設置されています。

東海北陸道は、サービスエリアやパーキングエリアをめぐるだけでも、他の高速道路とは違った味わいが楽しめ、充実したときを過ごすことができるのです。

他高速道路との接続で広大なネットワークを支えている一面も

画像出典:国土交通省

東海北陸道の開通により、多方面から多方面へのアクセスがよくなってきました。他の路線との組み合わせにより、広大なネットワークが形成されています。

具体的には、路線名にもなっている東海地方と北陸地方の行き来や、名古屋を中心とした中京圏と北陸地方の行き来があげられます。実際、名古屋方面から東海北陸道を利用することで、従来の北陸自動車道(以下 北陸道)を経由するよりも、約65km距離が短縮されます。

また、関西・中国方面~北陸地方の移動は、通常北陸道を利用する方が多いのですが、北陸道で何かしらのトラブルによる大渋滞や通行止めがあった際の迂回ルートとしても、活用ができます。

さらに、2005年に東海環状道と接続されたことにより、利用者の多い東名や中央自動車道からもアクセスがしやすくなった面も、プラス材料になっています。

そんな東海環状道は、東海北陸道と名神高速道路・東名阪自動車道・伊勢湾岸自動車道との接続部分がまだ未開通なことに加えて、長野県の長野自動車道から北陸道に至る中部縦貫自動車道も、まだ未開通区間があるため、これらの路線が全線開通した暁には、東海北陸道のさらなるネットワーク拡大に期待がかかります。

東海北陸道の利用ポイントのまとめ

東海北陸道は、全国の高速道路のなかでもかなり特徴的な路線です。観光地めぐりやサービスエリアめぐりはもちろんのこと、走行するだけでも、すばらしい景観がみれて満喫できます。

起点の一宮JCTは、中京圏に位置するため起点からしばらくの間は、都市部の景色が広がり、木曽川や長良川の近郊を通りながら、だんだんと飛騨山脈近郊の山岳地帯へと入っていきます。

しばらく山岳地帯が続き、終点の「矢部砺波JCT」の手前から、散村で有名な砺波平野に入っていき、広大な土地の景色を堪能することができます。

ただし、主に山岳地帯メインとなるため、長いトンネルや急カーブ・急勾配のところが多いため気をつけて走行する必要があります。また、「飛騨清見IC」~「小矢部砺波JCT」の上下線は、暫定2車線の対面通行になるため、ふらついたりよれたりしないように、ハンドル操作をしっかりする必要があります。

走行するルートで、郡上八幡ICより北側は日本有数の豪雪地帯となるため、冬季のシーズンは積雪量にも注意しながら、事前に天気予報と交通情報を確認してから、走行するのがおすすめです。

気をつけるポイントをしっかり抑え、沿道に魅力的な観光地が並ぶ東海北陸道のドライブをぜひ楽しんでいただければと思います。

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