公開日: 2022/09/22
国道139号線は、起点が静岡県富士市で終点が東京都奥多摩町という、なんとも興味深い国道で、山梨県内では主に県全体の東側の名称である郡内地方を通っている一般道です。
山梨県内では、本栖湖・精進湖・西湖・河口湖の近くを通り、山中湖をのぞく富士五湖の近郊を通る一般道でもあり、道中の景色がなかなかすばらしい道路になっています。
そのなかでオススメしたいのが、富士吉田市内に設置された、国道139号線の富士見バイパスを北側から南側にかけて走行する区間です。富士山が目と鼻の先にあるこちらの区間では、正面にドでかい富士山を眺めることができ、富士山が見えるポイントのなかでも絶景度が高いと、かなり人気のスポットです。
特にこれから秋のシーズンには、空気がより澄みわたる季節となりますので、周囲の紅葉とともに、よりキレイな富士山を眺めることができます。ドライブする際は、周囲の景色の他、富士山にも注目です。
大菩薩(だいぼさつ)ラインは、東京都八王子市を起点に、奥多摩町~山梨県丹波山村~甲州市~笛吹市を経由して、最終的に山梨県の県庁所在地である甲府市で終点を迎える一般道です。
そのうち大菩薩ラインとは、山梨県丹波山村~笛吹市の区間の愛称になっていて、山梨県の北東部にそびえる、標高2057メートルの「大菩薩嶺(だいぼさつれい)」の近郊を通ることに由来します。
大菩薩嶺の近郊を通るということで、道中はいくつか急カーブや谷や川を渡るための橋が設置されており、周囲は木々に囲まれているため、まさにドライブと森林浴にはピッタリの道路です。
秋には、木々たちが鮮やかな紅に染まるため、ドライブをより一層楽しめます。ただし、12月中旬~4月中旬は冬季の閉鎖時期になりますので、利用の際は交通情報を確認するようにおねがいします。
山梨県内のなかでも、ドライブコースとして人気なのが国道137号線、「御坂みち」という愛称でも親しまれております。国道137号線は、山梨県富士吉田市から笛吹市に至る道路で、山梨県内のみ通っている一般道です。
甲府市を中心とした山梨県中西部から郡内地方の富士吉田・河口湖エリアへの最短ルートとして、山梨県民の方を中心に人気のある道路で、近年はバイパスや新しいトンネルの開通により、さらに快適に走行できるようになっています。
国道137号線の名物は、なんとっても道中最大の名所である「御坂峠(みさかとうげ)」です。現状の国道137号線は御坂峠の近郊を通るルートとなっていますが、御坂峠付近ではくねくねしたカーブの連続から、周囲の景色を楽しめるポイントになっています。
また、現在でも昔国道のメインルートとなっていた、「旧御坂トンネル」を通ることができ、こちらでは太宰治の「富嶽百景」の舞台となった「天下茶屋」周辺をはじめ、これからの季節にピッタリな景色を眺められますので、よりオススメです。