公開日: 2022/09/17
テラスから、渓谷美がすばらしい大歩危峡を眺めることができる道の駅「大歩危(おおぼけ)」。
ここは全国でも珍しい「妖怪屋敷」を併設する道の駅なんです。道の駅がある山城町は170カ所以上の妖怪伝説が残る地域で、あの有名な「こなきじじい」は山城町が故郷だといわれています。
妖怪屋敷は地域の妖怪伝説を伝える博物館のような施設で、さまざまな妖怪の人形と解説が展示されています。妖怪というと恐ろしいイメージがありますが、展示は怖くないのでご安心を。
妖怪屋敷にずらりと並ぶ妖怪人形は地元住民の方が手作りしたものなんだそう。大きいものから小さいものまで個性的な妖怪たち。この妖怪人形がどことなく愛嬌があって見るだけでも十分に楽しめますが、それぞれの妖怪についての解説を読むとおもしろさが倍増です!
エピソードは怖いものからへーっというものまで、妖怪によってさまざま。ぜひチェックしてみてくださいね。
実はこの妖怪屋敷、妖怪だけじゃなく石の展示も行っているんです。正式名称は「妖怪屋敷と石の博物館」といい、1階が妖怪屋敷、2階が石の博物館になっています。
石の博物館では、大歩危峡の貴重な地質構造の紹介や大歩危で採れた石、世界中の珍しい石や宝石が展示されています。大人700円、小中学生350円の入館料でどちらも見ることができるので、合わせて楽しんでみてください。
廃校になった小学校を再活用した道の駅「宮地岳(みやじだけ)かかしの里」。西日本で初の廃校を活用した道の駅で、天草下島の中央部に位置しています。
ここは一風変わった道の駅で、屋内・屋外を含めた敷地内のいたるところに手作りのかかしが展示されているんです。道の駅の入り口から、かかしたちがお出迎えしてくれます。一体、何体いるのか…と思うくらい、たくさんのかかし。道の駅にいるお客さんより、かかしの数の方が多い(笑)
しかも、どのかかしも個性的で。なんとも言えない、良い表情をしているんです。かかし1人1人に物語があって、見ていてとても楽しめます。
駅名にかかしの里とつくように、道の駅がある宮地岳町では10年以上前から、かかしづくりをしていて、毎年春には「かかしまつり」を開催しているそうです。
駅舎2階の教室では、かかしが常設展示されていて、いつでも見ることができます。展示は「かかし制作風景」や「お嫁入り」などのテーマが決められていて、物語の一つの場面になっているんです。かかしがかかしを作るっていうのは、おもしろい発想ですよね。
写真撮影OKなので、かかしに混ざって一緒に記念撮影もできちゃいます。
えっ、こんなところにも?! というところにも、かかしがいたりするので、ぜひ探してみてくださいね。
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/kumamoto/post_1106/
・公式HP:http://kakashinosato.jp/
いかがでしたか。今回ご紹介したのはほんの一握り。全国にはユニークな施設がある道の駅がまだまだたくさんあります。
これからはじまる秋の行楽シーズン。そこでしか体験できない地域色豊かな道の駅へ遊びに行ってみてはいかがですか?(了)
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