公開日: 2022/07/05
東京都心部~羽田空港は、鉄道でもいくつか路線がありますが、高速道路においてもいくつか路線があり、たくさんの方々が利用されています。
そんな、東京都心部~羽田空港のルート上において、羽田空港から東京都心部へ向かう際に意外と使えるのが、首都高湾岸線にある「大井JCT」での分岐です。
大井JCTは、かつては首都高湾岸線両方向から首都高1号羽田線へ行くことができましたが、2013年11月に新たに接続する首都高中央環状線の工事開始に伴い、横浜方面へ向かう西行から羽田線への接続の運用が終了しました。
画像出典:首都高速道路
千葉方面に向かう東行から羽田線への接続も、2016年6月から羽田線のリニューアル工事のため、長期間閉鎖されていましたが、2019年9月に運用が再開されました。
みなさん意外と大井JCTで湾岸線東行から1号羽田線へ行くことができるのを知らない方も多く、実は羽田空港から東京都心部へ向かうには大井JCTで湾岸線から羽田線に入った方が、距離が短くなるため所要時間も短縮できるというわけです。
ただし、大井JCTで湾岸線から羽田線へ入った場合、東京湾岸エリアの名物の1つでもある、「レインボーブリッジ」を渡ることができないため、レインボーブリッジを走行してみたい方は、そのまま湾岸線を走行して「有明JCT」から首都高11号台場線へ入るようにしましょう。
首都高は、複雑なくらい路線が入り組んでいるため、利用頻度の少ない方は迷うケースが多いかもしれません。理想は首都高の全部の路線やランプ(首都高の場合、インターのことをランプといいます)の位置を覚えることですが、なかなかの労力が伴います。
少なくともよく利用する路線や、これから走行する予定の路線については、ランプやジャンクションなどをしっかり覚えてから利用すると、首都高の走行をスムースかつ安全に行うことができます。
また、路線図が頭に入っていれば交通量や渋滞状況に応じて、乗るランプや降りるランプを変えたり、走行するルートを変えたりなど、臨機応変に対応ができるため、結果所要時間の短縮にもつながるというわけです。
首都高でのルート選びによって、目的地への到着時間が大幅に変わることがあります。もし、今回お話ししたルートを通る場合は、所要時間を短縮できる路線をぜひ活用して、スムースさを実感していただければと思います。
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