公開日: 2022/06/18
自宅と違いクーラーの使用が難しい車中泊。こちらもいくつかの暑さ対策アイテムを併用して、効果を高めていきましょう。
最近の車中泊では、ポータブル電源は必須アイテムとなっていると思います。筆者もポータブル電源をいくつか持っており、特に夏場は小型の扇風機やサーキュレーターなどの使用時に役立てています。
扇風機やサーキュレーターは小型のものでOK。2台同時に稼働することにより、車内にこもった熱気を外に排出したり、車内の空気を循環させることが可能になります。
またポータブルクーラーも、この数年で低価格&高機能な商品が出回るようになってきました。
ルームエアコンなどと比べると冷却機能は劣るのですが、あるとないとでは車内での過ごしやすさが格段に違ってきます。予算に余裕がある方は、ぜひ購入を検討してみてください。
「扇風機やポータブルクーラーだけでは暑い!」という時に活躍するのが、冷却スプレーや汗に反応して冷たくなるネッククーラー、保冷剤などのひんやりアイテムです。
特に大きめの保冷剤であれば、食材と一緒にクーラーボックスに複数個入れておくことができ、長時間冷たさを保ったまま簡単に持ち歩きが可能です。
タオルなどに包んで枕がわりにすれば、体温を下げて気持ちよく眠ることができますよ。
車内で寝ているとき、マットレスに当たっている体が熱く感じ目が覚めてしまう、なんてことはないでしょうか。
体温とともにマットレスの温度が上がるのを防ぐためには、冷却タイプのシーツやベッドパッドの使用がおすすめです。
実際のところ、冷却タイプのベッドパッドを使用しても「ひんやりしてぐっすり眠れる」とまではいかないのが現実。しかし、使用する・しないで体感温度はかなり変わります。
合わせて、タオルケットや夏掛け布団なども、可能な限り冷却タイプをチョイスすると良いでしょう。
冷却タイプといっても、パッドの中にジェルが入った「ジェルタイプ」のベッドパッドについては、あまりおすすめができません。試しに使ったことがあるのですが、パッドの中のジェルが日中どんどん熱を吸い、夜になっても温度が下がらず、ただただ熱いだけのものなってしまいます。
クーラーやエアコン等で冷やして、終日車内の温度をある程度下げておけるのであればよいのですが、そうでない場合はジェルタイプは避けておいたほうがよさそうです。
今回は、夏の車中泊の「暑さ」や「虫対策」として、役立つ便利アイテムをいくつかご紹介しました。
夏は暑さや虫の多さが理由で、車中泊を断念しているという方も多いかもしれません。しかしいくつかの対策を施せば、ある程度は快適に過ごすことが可能となります。
今回ご紹介したアイテムの大半は、一度準備してしまえば翌年以降も続けて使えるものばかりです。
ぜひアイテムを買い揃え、万全の準備のもと夏の車中泊を楽しんでみてくださいね!
■あわせて読みたい
・雨の日の車中泊に「使える」車内の換気対策アイテムに梅雨時期ならではの旅先とは!?
・夏時期にオススメしたい車中泊スポットと、暑がり夫婦の車中泊先の探し方
・夫婦の車旅のポイントは「居住性」。快適な車中泊ライフの送り方とそのアイデア