公開日: 2022/05/24
中部横断道には、建設費用や交通量の関係で区間内にサービスエリアが1つもありません。その変わりに、沿道にいくつか道の駅が設置されていて、こちらを高速道路利用者も休憩ポイントとして利用することができます。
中部横断道では、「富沢IC」~「六郷IC」が無料区間となっているため、道の駅を利用する際は一度インターから高速道路を降りて、道の駅を利用した後、再びインターから高速道路に乗り直すことが可能です。
「新清水JCT」~「富沢IC」、「六郷IC」~「双葉JCT」は有料区間となりますが、六郷IC~双葉JCTの区間内に中部横断道で唯一のパーキングエリアである「増穂PA」があり、下り線は道の駅「富士川」に併設されていて、高速道路を降りずに道の駅を利用することができます。
道の駅では、さまざまな地元の農作物や銘菓、名産品が販売されている他、フードコートを設置しているところも多く、高速道路のサービスエリアとほぼ同様の施設が備わっています。
私がおすすめしたい名産品は、身延山のある山梨県身延町の銘菓「みのぶまんじゅう」。甘さが控えめながら濃厚な味わいのある饅頭で、地元の方をはじめ多くの人に愛されているお菓子です。
中部横断道を利用の際は、道の駅めぐりをするのも、ドライブをより一層楽しませてくれるので、おすすめです。
以下、中部横断道から利用できる道の駅の一覧です
「富沢IC」より車で3分(無料区間のため出入り無料)
施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/post_516/
「南部IC」より道の駅への直結ランプあり(無料区間のため出入り無料)
施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/nanbu/
「下部温泉早川IC」より車で3分(無料区間のため出入り無料)
施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/post_531/
下り線「増穂PA」に併設(上り線は併設していないため、一度降りる必要あり)
施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/post_533/
「白根IC」より車で3分(有料区間にあるため、ETC2.0搭載車に限り無料で一時退出が可能)
施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/post_529/
中部横断道は、静岡県と山梨県をはじめさまざまな可能性と期待が広がる高速道路です。特に、山梨県へ与える観光や経済の効果ははかり知れません。首都圏にお住まいの方にも、中部横断道の利便性を感じていただける瞬間があります。
たとえば東名や新東名が大渋滞している、あるいはなんだかのトラブルにより通行止めになっているというときに、中央道までいくための迂回ルートとして利用できるのです。もちろん、中央道から東名や新東名の迂回ルートとしても利用できます。
私も全線開通から3回ほど中部横断道を走行しましたが、新しいこともありまた景色が良くなって、ローカルな良い雰囲気の高速道路だと感じました。
中部横断道自体はまだ南側部分が全線開通しただけで、今後は北側部分となる山梨県の「長坂JCT」~長野県の「佐久小諸JCT」の全線開通にも期待がかかります。
ぜひ、魅力あふれる穴場的高速道路といえる中部横断道を起点から終点、あるいは終点から起点まで通しで走行して、気持ちよさと快適さを感じていただければと思います。
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