【東京からクルマで行ける温泉】アクセスしやすい群馬県のオススメ温泉地3選

公開日: 2022/03/16

石段に築かれた温泉街「伊香保温泉」

「伊香保温泉」は、「榛名山」の中腹、標高約700mのところに位置する温泉地で、歴史は古く、奈良時代の書物である万葉集にも登場します。

伊香保温泉のシンボルといえば、合計365段からなる石段で、石段の両端に旅館やホテル、みやげ物屋さんが建ち並んでいるのが特徴です。

伊香保温泉の石段街は、戦国時代に長篠の戦い後に負傷した兵士達の療養所として、甲斐国の武田勝頼が武将の真田昌幸に命じて造らせたのがはじまりだと言われています。

温泉自体は、主に「黄金の湯」と「白銀の湯」の2種類があり、もともとは黄金の湯のみでしたが、1996年より白銀の湯も利用されるようになりました。

2つの温泉の泉質にはそれぞれ特徴があり、黄金の湯は身体を芯から温め血行をよくする効果があり、女性には「子宝の湯」として、また病気やケガの療養に効くとして人気を集めております。

一方、白銀の湯は病後の回復や疲労回復、健康促進に効果があるといわれております。黄金の湯は濁りのある色をしているのに対し、白銀の湯は無色透明なのも特徴です。

また、伊香保温泉周辺では日本三大うどんの1つである「水沢うどん」が有名です。水沢うどんは、通常のうどんよりも麺が細めでコシと弾力があるのが特徴で、食べごたえがありおいしいと評判です。

伊香保温泉周辺のご当地グルメ　水沢うどん

伊香保温泉へは、東京駅から車で約2時間、関越自動車道の「渋川伊香保IC」から20分ほどでアクセスできます。

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"名湯"伊香保で飲める温泉と水沢うどんを堪能！【群馬県日帰りクルマ旅モデルコース】

「日本一のモグラ駅」観光もオススメの温泉街「水上温泉」

渋川伊香保ICよりさらに北へ50キロほどいったところにある新潟県との県境に位置する三国峠、その手前にある「水上温泉」も人気の高い温泉地です。

水上温泉は、利根川上流の渓谷沿いに温泉街を築いており、渓谷の自然豊かな景観美と温泉という日本古来からの文化が調和し、自然と人間が共生するまちづくりが行われております。

水上温泉の歴史は、戦国時代からだと言われており、大正時代の若山牧水の「みなかみ紀行」により一躍有名になったと言われております。さらに、1931年に国鉄上越線が開通したのをきっかけに、首都圏から訪れる方が増えてきました。

温泉の泉質は、源泉約60度でアルカリ性単純泉のためお肌にとてもよく、さらに神経痛や筋肉痛、疲労回復に効果があるといわれております。

水上温泉周辺でオススメの観光スポットが、水上温泉から車で北へおよそ20分いったところにあるJR上越線の「土合駅」になります。ただの鉄道の駅かと思われるかもしれませんが、こちらの土合駅、実は全国的にもかなり珍しい駅なんです。

というのも、上越線の線路と土合駅との位置の関係で駅舎から上り線のホームは目の前にあるのに対して、下り線のホームはなんと伊香保温泉の石段よりも段数の多い、462段もの階段を降りた先にあるのです。

そのため、土合駅は日本一ホームにたどり着くまでの距離と時間が長い駅であり、「日本一のモグラ駅」という愛称で、みなさんに愛されています。