公開日: 2023/06/13
日本で始めて開通した高速道路である名神高速道路(以下 名神)は、東名と並び日本の車交通を支える超重要路線です。そんな名神も、年々の交通量の増加により、代替ルートの建設が求められるようになりました。そして誕生したのが、新名神高速道路(以下 新名神)になります。
新名神も東名の代替ルートである新東名と同様、名神の代替ルートという役割ですが、新東名が東名の北側近郊を並走しているのに対して、新名神は名神とは離れた位置を通っている区間が多いのが特徴です。
2023年5月現在で約8割の区間が開通しており、2008年2月に実質的な初区間が開通し、中京圏〜関西圏の移動は、これまでの名神一本だけでなく伊勢湾岸道〜東名阪自動車道〜新名神〜名神という新たなルートができ、所要時間も短縮されました。
その後、新東名の開通と2019年3月の「新四日市JCT」〜「亀山西JCT」の開通により、首都圏〜中京圏〜関西圏の移動が、東名〜新東名〜伊勢湾岸道〜新名神〜名神へと変化していき、私の行動範囲も格段に広がる要因となりました。
さらに、私が新名神でもっとも衝撃を受けたのが、2018年3月の「川西IC」〜「神戸JCT」の開通による、関西圏内のネットワーク向上です。
新名神の西側部分の開通により、これまで関西圏〜西日本地域への移動は、名神〜中国自動車道(以下 中国道)がメインルートで、「吹田JCT」が交通の要所となっていました。この地域は、西日本でも屈指の大都市近郊区間であり、交通量が多く大規模な渋滞も多く発生する地域でした。
それが新名神の西側部分の開通により、京都〜神戸の移動が、主に2ルートになり交通量が分散されることになりました。ちなみに、新名神の終点となる神戸JCTは、西日本地域の主要路線である山陽自動車道の起点にもなっており、私のお気に入り路線である中国道と合わせて接続していることから、関西圏の新たな交通の要所になっています。
↓ 筆者お気に入りの中国道についてはこちら ↓
今回は、私の想いも含めて利便性の高い高速道路について、お話ししてきました。日本全国さまざまな路線がありますが、利便性の高い路線は利用するだけでもワクワク感や高揚感をすごく感じます。
利便性の高い路線を利用しながら、周辺地域やその先の地域へ足を運ぶと、自分の行動範囲が広がるため、運転やドライブにもっと好奇心がわいてきます。
ぜひ今回紹介した路線を利用してみて、ドライブをもっと楽しんでいろいろなところへ出かけてみていただければと思います。
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