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全国第2位の全長をほこる中国自動車道。風景の移り変わりが楽しい中国道のドライブを楽しむポイントとは

起点から「吉川JCT」までは西日本屈指の大都市近郊区間

中国道の起点となる吹田JCTは、大阪中心地の北側に位置する部分で、そこから中国道は兵庫県に入ると宝塚市や西宮市の北側を経由しながら、神戸市へと入っていきます。

神戸市の先に位置する三木市の「吉川JCT」までは片側3車線通行となります。つまり交通量が多い地域となり、実際「宝塚IC」付近は渋滞ポイントとして有名です。

このように、中国道は起点から40kmほどまでの区間は都市部のなかを走行していきます。しかも、西日本屈指の大都市近郊区間となり特に起点から「中国池田IC」までの間は、モノレールや高規格の県道と並走する、都市部の景観がみられます。

近年は、新名神高速道路が「高槻JCT」〜「神戸JCT」まで接続したことにより、吹田JCT〜神戸JCTを走行しなくても、中国道や山陽道へ接続できるようになりましたが、ぜひ中国道起点付近の景観をみるために、あえて吹田JCT経由を選ぶのもおすすめです。

吉川JCT以降は中国山地の山々の間を通るのどかな風景

吉川JCTを過ぎると中国道は終点まで片側2車線通行となります。このあたりまでくると、周辺の中国山地の山々の風景がみえはじめ、前項でご紹介した都市部の景観から一気に自然の景観へと変化していきます。

街の規模も小さくなってくるため、インター間の間隔もだんだん長くなっていき、次のインターまで20km以上ある区間も多くなるのが、中国道の特徴でもあります。

中国山地の山々は、中部地方にそびえる日本アルプスの山々よりも低く、中国地方で一番標高の高い山である「大山」でも1729メートルのため、同じような景観が続く中央自動車道よりも、周辺の山々は低くみえます。

途中、そうめんで有名な「揖保川」などの河川や渓谷の周辺を通るため、山々の風景とあわせてみるのも、中国道のドライブをより楽しくしてくれます。

途中急カーブ連続区間アリ、制限速度も大幅低下

中国道も岡山県に入りしばらくいくと、岡山第3の都市である津山市へ入っていきます。津山市は、桜の名所で有名な「津山城」やご当地グルメである「津山ホルモンうどん」が有名です。

津山市を過ぎると、山岳地帯の多い中国道のなかでも、特にカーブや起伏の激しい区間へとだんだん突入していきます。このあたりは、冬期は雪による規制もたびたびかかる地域です。

岡山自動車道との分岐となる「北房IC」の先にある「北房IC」〜「新見IC」は、特に急カーブが連続する区間で、なかには「R=200」というカーブも存在します。

中国道は、通常の制限速度が時速80kmに設定されていますが、急カーブや起伏の激しい区間は、制限速度が時速60kmに減少します。制限速度の変化に十分気をつけたいところです。

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