公開日: 2022/11/15
この駅はもともと、旧ふるさと銀河線の鉄道駅と道の駅を兼ねた鉄道併設の道の駅でしたが、ふるさと銀河線が2006年に廃線となり、その後、廃線となった線路や車両を活用した鉄道保存展示施設「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」がつくられました。この施設では列車の乗車体験や運転体験することができます。
運転体験は初心者向けから上級者向けまで、全部で6つのコースが用意されています。運転体験できる距離はコースによって異なり、日本一長い距離の5.7kmを運転できるコースもあります。本格的な運転ができるとあって、全国から鉄道好きが集まってくるそうです。
初心者向けのコースは小学生からOKで、駅構内を往復する運転体験ができます。予約優先ですが、空きがあれば当日の申し込みも可能で、料金は2,000円となっています。 長い区間を運転できる上級者コースは完全予約制。各コース申し込みに条件があるので、体験してみたい方はホームページをチェックしてみてくださいね!
列車の乗車体験では営業当時そのままの車両に乗車することができます。車両は『銀河鉄道999』のメーテルラッピングが施され、とてもステキな外観です。 通常は駅構内を往復するコースですが、特別期間には陸別駅から分線駅までの本線乗車体験も楽しめます。
子供から大人まで楽しむことができる足こぎトロッコの乗車体験もあり、こちらは専用コースを周回します。乗車体験はどちらも料金大人300円で予約は不要。気軽に楽しむことができます。
道の駅建物裏に鉄道のホームがあり、駅構内は入場無料で自由に見学ができます。メーテル号も止まっているので見るだけでも楽しめます。運転・乗車体験は4月下旬から10月末までの営業となっています。
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/doto/post_69/
北海道南部に位置する知内町は、青函トンネル出入口の町。道南地区には、北海道新幹線のビューポイントがいくつかあるのですが、ここはそのうちの1つとなっています。線路のすぐ脇に道の駅があり、新幹線が通過する姿を見ることができます。
道の駅建物の横には、新幹線展望塔が設置されています。屋上が展望台になっていて、真下に線路を見ることができます。ここでは、フル規格新幹線の走る「標準軌」と、貨物列車が走る在来線の「狭軌」が3本のレールで運行する「3線軌条」を見ることができます。ちなみにこれを見ることができるのは、国内で4箇所だけ!
展望塔には新幹線の通過時刻表が貼られているので、通過時刻はここでチェックできます。 展望塔では北海道新幹線のほかにも、貨物列車の通過を見ることができます。しかも国内で唯一となる、貨物列車の横を走行する新幹線や、新幹線と貨物列車のすれ違いを見ることができるんです。
記事公開時点の運行ダイヤだと、すれ違うところを見ることができ、その貴重なチャンスは16時40分の1日1回だけ。時間を合わせて見に行きたいところです。
新幹線展望塔は、4月から10月は8時30分~18時(無休)、11月から3月の間は9~17時まで(月曜休み、祝日の場合は翌日)利用することができます。なお、12月31日から1月3日は休館となっています。
新幹線の通過本数は1時間に1~2本なので、新幹線通過を見たい方は行く前に通過時刻をチェックすることをおすすめします!
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/donan/shiriuchi/
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したほかにも、SLや新幹線のビュースポットとなっていたり、列車と絶景を楽しめたりする道の駅は、全国にまだまだあります。
実は道の駅は隠れた鉄道スポットで、鉄道好きはもちろん、そうでない方でも楽しめる場所になっています。鉄道駅が隣接する道の駅も何カ所かありますので、電車で行く道の駅旅というのも面白いかと思います。
道の駅で楽しむ鉄道体験を目的に、道の駅へ遊びに行ってみてはいかがですか。
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