公開日: 2022/07/18
愛犬連れ車中泊で最も大切なことが「愛犬の体調」です。
いくらドライブに慣れている愛犬だとしても、もともとの体調が悪ければ車酔いや熱中症、脱水症、胃腸炎などのさまざまな不調を来してしまう恐れが高くなるので、「様子がいつもよりおかしいな」と思った時点で早めに動物病院を受診することがオススメです。
しかし、愛犬が元気な場合でも車旅中では愛犬に負担がかかる場合もあるので、かならず「食欲」「唾液の量」「呼吸の仕方」「運動量」「尻尾」「排泄物」などを注意深く観察して、こまめに休憩をはさんだり、水分を促したりと体調が悪化するのを予防してあげることが大切です。
愛犬と出かけるためにキャンピングカーを購入したり、車を車中泊仕様にするオーナーも増えてきていますが、筆者もその中の1人。キャンピングカーで愛犬連れ車中泊を楽しむ場合は、愛犬が安心できる空間を車内に作るために愛犬用の車中泊仕様に模様替えをします。
停車中は車内でも動き回れるように広い空間を作りますが、走行中は車内が揺れやすく車酔いを引き起こす可能性もあるので、持ち運びしやすい折り畳み式のゲージの中で過ごさせ、普段家で使用しているブランケットやベッド、おもちゃなども一緒に入れておき、できるだけリラックスできる環境を作ります。
また、愛犬のいるスペースの温度や空気の管理も大切なので、我が家では定期的に換気をして新鮮な空気の入れ替えをしつつ、マックスファン(換気扇)やポータブル扇風機、FFヒーターなどを利用して暑さや寒さ対策も行うなどの工夫をしています。
車中泊旅はどこにでも行けて楽しめるのが魅力ではありますが、場所によっては車中泊禁止のスポットやペット利用不可の施設もたくさんあるので注意が必要です。
我が家が愛犬連れで車中泊を楽しむ際は施設内にトイレやシャワー・温泉がついているかと愛犬を散歩させる場所があるか、ゴミ捨てOKかを重視し、夏場は車内のエアコンを使用するために電源設備もあるかどうかを確認して宿泊先を選んでいます。
また狭い車内で長時間過ごさせないように、ドッグランなどの広々とした場所が周囲にあるかや、雨の日でも愛犬が楽しめそうなところがあるか事前にリサーチしておくこともポイントです。
愛犬連れで車中泊旅を楽しむ場合は、他の施設の利用者や近所住民とのトラブルなどを避けるためにも車中泊に関するマナーを守ることが大切です。
筆者も車中泊旅をしているなかで、公共の駐車場にアウトドアテーブルや椅子を出して食事をしている人や、夜間遅くまでエンジンをつけて車中泊をしている方を何度か見かけましたが、実際近年は車中泊のマナーが悪い人が増えたことで、車中泊だけでなく数時間の駐車も禁止した施設もあります。
利用者や地域住民が気持ちよく過ごすためにも、愛犬連れで車中泊を楽しむ場合はドッグランや車内以外ではリードをきちんと着けて愛犬を過ごさせたり、愛犬の排泄物の処理は飼い主できちんと行ったりするなど、通常よりも周囲に配慮しながら車中泊を楽しむようにしましょう。
今回は愛犬やペット連れでの車中泊の魅力をご紹介しました。
愛犬と乳幼児連れの車中泊は正直言って筆者にとっては大変なことも多いのが本音ではありますが、生まれたときから愛犬と一緒に過ごしている我が子たちはキャンピングカーでただ過ごすよりも愛犬と一緒の方が常に笑顔で過ごしていて、ぐずることもほとんどありません。
愛犬も子供も目が離せないぶん、「のんびりとした時間を楽しむ車中泊」とはほど遠い我が家ですが、愛犬や子供たちが楽しんでいる姿を見るだけで日々の疲れが吹き飛んでいくのを実感します。近年は愛犬連れOKの車中泊スポットも増えてきているので、ぜひ皆さんも周囲や愛犬の健康面に気を配り、愛犬やペットを連れて思い出作りをしてみてはいかがでしょうか?
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