公開日: 2022/07/13
多賀SAをさらに京都・大阪方面へ進んでいくと、新名神との分岐点となる草津JCTにたどり着きます。そして、さらに京都・大阪方面へ走行し、いよいよ滋賀県から京都府に入るというところに位置するのが、滋賀県内で2つ目のサービスエリアとなる、滋賀県大津市「大津SA」です。
こちらの大津SA、サービスエリアとスマートインターではないフル規格のインターチェンジが一体となっている、全国的にも珍しいサービスエリアでもあります。サービスエリアから見られる、日本一大きな湖である琵琶湖の景色が絶景で、人気のあるサービスエリアです。
実は、滋賀県は近江牛とよばれるブランド牛の産地でもあり、大津SAではそんな近江牛を使用したグルメをいただけます。特に、名古屋方面に向かう上り線の1Fフロアで営業している「レストラン叡山」では、ステーキ御膳から、ステーキ丼、焼肉重、ハンバーグ定食など、近江牛を使用したさまざまなメニューから食べたいものを選ぶことができ、おすすめです。
大津SAは、琵琶湖の景色とご当地グルメを楽しめる、まさに満足度の高いサービスエリアとなっています。また、地元滋賀県の他、京都や大阪のお土産も扱っているなど、お土産コーナーも充実しているので、そちらにも注目です。
大津SAをすぎ、京都府に入っていきます。「京都南IC」をすぎると、だんだんと周囲の景色が都市圏の景色へと変わってきます。右ルート・左ルートの途中にある「天王山トンネル」を越えると、名神も、いよいよ大阪府へと入っていきます。
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そして、関西圏の交通の要所となる「吹田JCT」を過ぎて、西宮方面へ3kmほどいったところにあるのが、名神最後のサービスエリアとなる「吹田SA」です。
吹田SAでは、主に大阪名物から海鮮まで幅広いメニューを扱っておりますが、そのなかでもおすすめしたいのが、こちらも大阪名物である「かすうどん」です。
かすとは、牛ホルモンの脂分が抜けるまで低温でカリカリに揚げたもので、高タンパク、低脂肪、コラーゲンたっぷりという、すばらしい食材でもあります。そんなかすを、関西風のだしのきいたうどんに入れたのが、かすうどんになります。かすとうどんの相性が抜群で、一度食べたらハマってしまう、そんな一品が吹田SAでいただけるのです。
大阪都市部の郊外に位置するところにある吹田SAは、大阪府内を中心にドライブする際には、とても重宝するサービスエリアです。ご利用の際は、ぜひグルメをいただくとこも合わせて検討してみてはいかがでしょうか。
名神は、全長200km弱という意外と短めな路線でありながから、起点の愛知県から終点の兵庫県まで、2府4県にまたがっていることもあり、各府県それぞれの特色がサービスエリアにも表れています。
また、先ほどもお伝えしたとおり、八日市ICを境に NEXCOの管轄が変わることもあり、サービスエリアの雰囲気がどことなく変化するところも、見どころポイントです。
グルメに関しても、名神沿道の地域にはご当地グルメがとても多く存在し、サービスエリアでもご当地グルメを活かしたメニューが多く販売されているのが印象的で、そこも名神のサービスエリアの魅力だといえます。
最近は、新名神の誕生により名神の存在がだんだん薄れてきてしまっている感が否めませんが、もし時間に余裕がある方は、あえて日本初の高速道路である名神を走行して歴史を感じながら、サービスエリアのグルメを堪能してみるのも、なかなか味があっておすすめです。
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