公開日: 2022/04/09
中央道の特徴の1つに、区間によって景色が変わるところがあげられます。運転しながら移り変わる景色を楽しめることが、中央道の醍醐味と言えます。
まず、起点の「高井戸IC」から東京都西部の八王子市にある「八王子IC」までは、日本でも有数の都市部の間を走行していきます。そのため、高層ビルやマンションが建ち並ぶ景色が続き、美しい都市景観とともにする走行が楽しめます。
その後、中央道は山岳地帯に入り基本的には山々に囲まれた風景が続きますが、そんな山々の風景にも区間によって違いがあり、その違いをみつけることも楽しむポイントになります。
また、山梨県の甲府や長野県の諏訪、岐阜県の多治見などの周辺は山間部の中に地方都市の街並が見られるため、山々の風景からの変わりばえが、なかなか素敵です。
そして、なんといっても日本一高い山富士山を間近でみられるのがポイントで、中央道では富士山がキレイにみられるポイントがたくさんあるため、こちらも見どころです。
移り変わる景色を十分堪能するために、一度起点から終点まで走行してみるのがオススメです、起点の高井戸ICから終点の小牧JCTまでは、およそ4時間で到着できます。
中央道は、東京都市部以外は山岳地帯の走行が主であり、それに伴いトンネルの数も多めです。最近でこそ、山間部を通行する高速道路が増えてきましたが、開通当時では全国でも有数のトンネルの多い高速道路でした。
また、「小淵沢IC」~「諏訪南IC」にある中央道の標高最高地点(1,015m)は、東海北陸自動車道が開通するまで、全国の高速道路で最も標高の高い場所でもありました。
そんな標高の高い山岳地帯を走行する中央道は、全国的にも有名なトンネルが多く、そんなトンネルを通行するだけでも貴重な体験となります。
まず、東京都と神奈川県の県境にある「小仏トンネル」。上下線で若干トンネルの長さに違いはありますが、約2kmの長さをほこるトンネルで、トンネルの長さもさることながら、交通渋滞の発生ポイントとして馴染みのある方が多い場所です。
次に、山梨県の中央部に位置する「笹子トンネル」です。笹子トンネルは、約5km弱の長さをほこる中央道で2番目に長いトンネルで、山梨県の中西部地方と郡内地方の間にあるトンネルです。
東京方面からきた場合、笹子トンネルを越えると甲府盆地へと入り、山梨の名産である、ぶどうやももの果樹園が広がっている景色が見えてくるのも、トンネルを通行する価値をより高めてくれています。
そして、最後に長野県と岐阜県の県境に位置する「恵那山トンネル」。約8.5kmの長さのあるトンネルは開通当初世界で2番目に長いトンネルで、現在(2022年3月)は日本で6番目に長いトンネルです。
恵那山トンネルは、トンネルの長さがあるため、
という部分で、他のトンネルとは一味違った雰囲気があり、通行したあと不思議と充実感がわいてきます。
日本は先進諸国のなかでも、高速道路のトンネルの数が多い国であり、そんな日本の中でも有数のトンネルの数々をほこる中央道をドライブの際は、十分に注意をしながらトンネル前後とトンネル内の走行も楽しんでいただきたいです。