公開日: 2022/03/29
19時台からは車内の照明を暗くし、徐々に子供達を寝かしつけに入る時間帯です。
我が家の子供達が、楽しみながら寝落ちしてくれる方法の一部をご紹介します。
寝かしつけといえば「絵本」を連想する方がほとんどだと思います。 しかし絵本を読むために点ける明かりや、「絵本=おもちゃ」と認識している0歳の次男には、実は逆効果なんです。
そこで考えついたのが、「絵本なし物語の読み聞かせ」です。 自分が覚えている限りの物語を話してみたり、3歳の子供がわかりやすいような話を聞かせてみたり、その時の気分や思いつきで毎回お話ししています。
たまに子供から「消防車のお話ししてー」などのリクエストがあれば、頑張って消防車の物語を作って話をしています。
最初の頃は「絵本なしで大丈夫かな?」といった不安もありましたが、絵本を使うより寝落ちするまでの時間がかなり早いので、小さな子供がいる方にオススメの過ごし方です。
リラックス効果をもたらす子供向けの曲やゆっくりとした音楽は、子供にとっても心地よい音色。 最初は興奮しながら一緒に歌っていても、次第に声が小さくなりそのまま眠りにつくことがあります。
時には英語の楽曲やJ-POP等の方が寝てくれる時もあるので、お子さんがいるご家庭は、さまざまなジャンルの音楽をかけてみるのもオススメです。
車内で過ごす夜は、自宅ではなかなか体験できない自然との距離が近くなることが魅力の一つです。暗い車内で耳をすませば、自然ならではの鳥の鳴き声や風でそよぐ木々の音などを楽しめます。
車中泊と聞くと「外の音がうるさそうで子供達が寝られるか心配…」と思う方も少なくないと思いますが、そんな環境を逆に利用して子供たちとコミュニーケーションをとるのもオススメな過ごし方。
言葉がうまく喋れない赤ちゃんには「車の音が聞こえるねー」や「風の音がするねー」など語りかけることで、外の音に慣れさせることもできます。 また、まだ遊びたりない幼児には「目をつぶって何の音がするか当ててみようか。」などとクイズ形式で問いかける方法もオススメです。
自然の音に耳を傾けているうちに、子供達もいつの間にか外の音に慣れてリラックスし、次第に深い眠りにつく場合も多いので、車中泊を楽しむ際はぜひとも試してみて欲しい過ごし方です。
子供達が寝た後は、ようやく親が一息つける時間帯がやってきます。
自宅にいると家事に追われてゆっくりする暇もないため、たまには自分や夫婦、愛犬達との時間を過ごすのもいいものです。
ここからは、子供達が寝た後の筆者夫婦の過ごし方についてご紹介していきます。
愛犬連れの車中泊では、愛犬が車内で粗相しないために、定期的にトイレタイムをとることが大切です。我が家では子供達が寝静まったあとが、愛犬達の散歩を兼ねた最後のトイレタイムの時間。子供達は筆者が見守り、愛犬3匹の散歩は主人が担当します。
普段はどうしても子供中心の生活となってしまっていますが、この時は愛犬達中心の時間帯。いつもは子供達に追いかけ回されたり、リードを引っ張られたりと負担もかけてしまっていますが、星空が綺麗な自然の中で主人とゆっくり過ごすひと時は、3匹にとっても貴重な時間です。
最後のお散歩を終えて車内に戻れば、愛犬達も満足そうに眠りにつき、夜は吠えることもないので、私達夫婦も安心して夜を過ごせています。
主人が愛犬達のお散歩をしている間、筆者は子供達を見守りつつ、ライター業の仕事を開始します。
普段は医療現場で働いていることもあり、家に帰れば育児や家事、3匹のお世話に追われてなかなかゆっくり執筆ができないことが多々あります。 その分車中泊の夜では、運転席から見える星空を眺めながら、自然の音に耳を澄ますだけで雑念がなくなり、驚くほどスラスラと文章を書くことができています。
そのため、もしも在宅ワークをしていて上手く仕事がはかどらないと感じる方は、一度自然の中で仕事をしてみると意外とはかどるかもしれませんよ。
夫婦の共通の趣味でもある映画鑑賞。子供が産まれてからは映画館に行くことも出来なくなってしまったので、車中泊の夜にゆっくりと映画を観るのが楽しみの一つです。
車内にあるテレビと携帯をつないで映像を見ることもできますが、フロアベッドで寝ている子供達や愛犬達が光で起きないように、基本的にはバンクベッドでタブレットを用いて鑑賞しています。
画面が小さいので迫力がないのが残念ですが、将来的にはポータブルプロジェクターを用いて、大きな画面で子供達と動画や映画を車内で観ることが、現在の筆者夫婦の楽しみです。
普段は忙しい共働き夫婦だからこそ、車中泊の日にはゆっくりと夜食や会話を楽しんでいます。
消灯時間が遅いオートキャンプ場や調理OKのRVパークの場合は、子供の声がすぐに聞こえる車のすぐそばで軽食を作りながら、星空の下でのんびりとした時間を過ごすのも一興です。
もし外で調理できない場合でも、道の駅やコンビニなどで購入しておいたデザートやお菓子を車内でつまみ、たわいもない話をして夫婦円満を保っています。