公開日: 2021/10/24
バンを購入して車中泊仕様にDIYしたい! と考えましたが、問題は作ることができるかどうかでした。すぐに雑誌の写真を夫にみせ「これって作ることできそう?」と聞くと、夫の答えは「多分できると思う」。
いまから3年前ですから、まだ日本ではバンを改造して車中泊をしている人がそれほどいませんでした。さらに夫はDIYをしたことがなく、初心者というよりも未経験者です。
車内をどのようにしたら問題なくDIYカスタマイズできるのか、どういう手順で進めるのか、といった動画やブログも日本人発信のものはほとんど存在してなかった時期に、よく決断したなと今更ながら思います(笑)。
最初にみかけた雑誌に掲載されていた写真や、海外のバンライファーの動画やブログを英語がわからないながらもたくさん見て参考にしながら、DIYに必要なものを揃えたり、車内レイアウトを考えたりしていく作業はとても大変でした。
しかし、いま思い出すと大変ながらもかなり楽しい時間だったように記憶しています。
バンライフに最適な広さの車を探すところからスタートし、バンを購入してすぐにDIYのために車内の広さをしっかりと測り、床のマットなどを外してきれいに掃除をしました。
車内レイアウトは「とにかく広いベッドが欲しい」ということで、移動や運転で疲れていてもすぐに横になって眠れるベッドを最初に制作しました。広さだけでなく、きしみのない頑丈でしっかりとした作りにし、車内でも1番こだわって作り上げています。
また車内で1番スペースを取るベッドの下をまるごと収納にすることで、収納スペースも充分に確保。飲食をしたりパソコン仕事をするスペースは、ベッドを確保した残り部分を充てることにしました。
ベッド下を収納スペースにする都合上、ベッドはある程度の高さを出し、多少高さのある荷物も入れることができるよう配慮したりと、細かい部分もこだわって作り上げています。
現在バンのDIYがだいたい完成してから2年半ほど経ちますが、使っているうちに「ちょっと改良したいな」と思う箇所が少しずつですが出てきました。
まずベッドサイドのブックスタンドは、本を飾ったり収納するにはスペースを取りすぎていると感じているため、1カ所をシェラカップなどをかけたり、調理器具を入れられるようなスペースにしたいと夫婦で改造を計画中です。
またライターをしている筆者は記事のために車内を撮影することが多いのですが、その際車内中央にあるベンチチェストの中の荷物が隙間から見えてしまい、かなり気になっています。
こちらもベンチチェスト前面の内側にぴったりのサイズの板を入れ、中が見えないよう追加DIYをしたいと考えているところです。
今回は、筆者夫婦がバンをバンライフ仕様にDIYした理由や車内レイアウトでこだわった部分などをご紹介しました。
バンライフ仕様にバンをDIYする人もいれば、キャンピングカーを買う人、バンをそのまま使用する人や、乗用車や軽自動車を上手に活用する人もいると思います。
もしあなたがキャンピングカーの購入ではなくバンのDIYを考えている場合でも、今回筆者がお話した内容は、ひとつのストーリーやちょっとした参考程度に留めておいてください。
なぜなら、予算や作業に充てられる時間、必要と思う広さなども個々に違うと思いますし、車内のレイアウトも車種も、こだわりたい箇所もそれぞれ違うと思います。
ひとつひとつをご自分の好きなように、考えて選んでいくのも楽しい時間です。できるだけ自分で考えて、ご自分の希望を叶えられる理想に近いものを作り上げていきましょう。
そうすることで、その先にある車旅も、かなり充実したものになるのではないでしょうか。
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