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我が家の北海道キャンプ旅の「始まり」と「これから」【"キャンピングカーの聖地"北海道でクルマ旅 vol.11】

北海道移住をあきらめてキャンピングカーを購入

2006年の北海道キャンプ旅は、見るもの、食べるもの、出会った人、すべてが今まで経験したこともないような輝きを放っていました。おかげで、旅を終えて青森港から東京の自宅に向かう車内では、「北海道移住」の話題ばかり。夫婦ともに東京生まれ、東京育ちですが、「北海道で新しい人生を始めてみたい」という筆者の意見に、妻も全面的に賛成してくれました。初めての北海道キャンプ旅は、筆者にとっても妻にとっても、それほど素晴らしい体験だったのです。

東京に戻ってからも真剣に北海道移住について話し合い、一時はかなり現実味を帯びた話になりましたが、さまざまな事情から結果的に移住を断念することになりました。そのときに考えたのが、「移住はダメでも、毎年長期の休みをとって北海道を旅しよう!」「移住に比べたら、年に1度の長期休暇なんてどうってことない!」ということ。それが後押しになって、2008年に初めてのキャンピングカーを購入することになり、そこから我が家の北海道キャンプ旅が本格的にスタートしました。

ライフステージで変わるキャンピングカーのカタチ

北海道キャンプ旅を始めてから15年。幼かった子供たちも大きく成長しましたが、乗っているキャンピングカーも変化しました。

長女が5歳、長男が0歳のときに初めて購入したキャンピングカーは、機動性に優れたポップアップルーフ仕様のハイエース・バンコンでした。その後、子供たちの成長に伴ってバンコンの室内空間が狭く感じられるようになったので、居住性を重視してキャブコンへと乗り替え。バンコンとキャブコンで地球5周分にあたる合計20万kmを走破して、家族と共にたくさんの思い出を作ってきました。

そして、今年の4月下旬に我が家にやってきた3代目キャンピングカーは、新型ハイラックスをベースにしたトラキャン(トラックキャンパー)。子供が成長して家族全員で出かける機会が減ったため、これからはキャンピングカーとしてよりもクルマとしての用途が増えると考え、居住性が多少スポイルされてもクルマとしての性能(デザイン性・機動性・走行性・安全性)を重視して選びました。

ライフステージによって、最適なキャンピングカーのカタチは変化します。クルマとしての性能に優れ、「シェルを降ろせば車両単体、荷台にシェルを積めばキャンピングカーとして使える」トラキャンは、現在の我が家にピッタリの1台です。

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