公開日: 2023/11/23
高速道路を利用する際、ほとんどの場合料金所を通過します。日本の高速道路は有料区間が多く、高速料金徴収のためにインターチェンジの出入口や高速道路上に料金所が設置されています。
料金所は、複数のレーンとブースに分かれていて利用車はいづれかを通過する必要があります。高速道路上では料金所が近づくと、料金所までの残り距離をアナウンスする看板が出てくるので、それをみれば、料金所の場所を把握していなくてもまもなく料金所があることがわかります。
料金所通過は、通常の高速道路での走行とはまた違った走行方法や気をつけるべきポイントがあります。私は、ほぼ毎日高速道路を利用していますが、意外と料金所通過のルールやマナーを守れていない車が多い気がします。
みなさんどうしても、通常の高速道路の走行の流れやインター入口手前の一般道の流れで料金所に進入するため、流されやすい部分はあるのですが、料金所通過は高速道路の走行でも大事なポイントになるため、安全かつスムースに走行しなくてはいけません。
今回は、そんな料金所を通過する際のポイントをお話ししていきます。また、料金所通過の際に使えるテクニックもお話ししていきますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
日本では、高速料金の支払いをETCでするのが主流になっています。ETCは、電子徴収システムのことで、2000年前後から広まりはじめ2023年11月現在、約9割の方がETCを利用しています。
ETCは車にETC車載器を装着して、そこにETCカードを挿入することで利用ができます。以前は、高速道路に乗る際に通行券を取って、出口の料金所の係員の方に通行券をみせて、現金で支払いをするシステムでしたが、ETCが普及したことにより係員の方を通さないで高速道路に出入りができるようになりました。
ただし、ETCならではの気をつけなくてはいけないことがいくつかあります。当たり前のことですが、まずは料金所通過の際にしっかりとETCカードをETC車載器に挿入することです。挿入していないと通過ができません。
また、ETCカードはクレジットカードのように有効期限が決められています。有効期限切れのETCカードでは料金所の通過ができないため、ETCカードの有効期限は利用する度に確認する必要があります。
ETCカートの入れ忘れや有効期限切れで料金所を通過しようとすると、ブース内の電光掲示板に「STOP」の文字と停車の理由が表示されます。また、停車の場合はブース出口に設置されているバーが開かないため、通過できないしくみになっています。
停車した場合は、係員の方と直接かインターホンでやりとりして、停車理由が解決されればバーが開き通過することができます。とはいえ、ブース内で停車すると、後続車の流れを悪くしてしまいます。料金所通過前にETCを通過できる準備ができているか、確認するようにしましょう。
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ETCレーン利用の場合は、ノンストップで料金所を通過できるメリットがありますが、それゆえ気をつけないといけない点もあります。それが、料金所を通過する際の速度です。
料金所通過は車が密集しやすいこともありますし、何かしらの理由でETCバーが開かない可能性もあります。そのため、どのような状況でもすぐ停まれる速度で通過する必要があります。
理想的な速度は、時速20km以下になります。一般道の路地を徐行するくらいの速度になりますが、高速道路利用前後、速い速度で走行する前、速い速度で走行した後に通過するため、かなり減速しないといけず、感覚的に停まっているくらいに感じるかと思います。
料金所手前で一気に速度を落とすのは、後続車のことを考えるとよろしくないので、料金所が近づいてきたら、徐々に減速してブース内では時速20km以下になるように、上手に調整しましょう。