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渋滞の時は「走行車線」と「追い越し車線」のどちらを走ると早い? プロドライバーが車線を選択する時のコツ

高速道路を利用したことある方なら、誰もが経験したことあるのが渋滞です。渋滞は、車を運転する際の一番の敵といっても過言ではないほどで、ドライバーだけでなく、同乗されている方にも負担や影響を与えるものです。渋滞を回避する方法は、走行する時間帯を変えたり迂回ルートを利用したりと、その方法はいくつかあります。ですが、どうしても渋滞を避けられない場面というのも、多々あります。

その際、渋滞と上手につきあうことと渋滞中の車線選択が、渋滞にはまってしまった時に少しでも所要時間を短縮するためには重要なことになります。渋滞中でもスムースに流れる車線を走行できるかできないかでトータルの所要時間にかなり差がでることもあります。渋滞時にはどの車線を選択すれば良いかを知識として知っておくと、渋滞時のストレス緩和につながり、より高速道路を満足して利用することができます。

渋滞の際に流れる車線とつまる車線は、渋滞の場所や渋滞の理由によって違います。ただし、ある程度「法則」のようなものがあるため、渋滞のパターンや参考になるものがわかると、自然と流れる車線をみつけて走行することが可能になります。

ここでは、ほぼ毎日高速道路を運転し数々の渋滞をさまざまな場所や区間で経験してきた私が、渋滞時にどの車線を走行するのが、より早く渋滞を抜けられるかをお話しします。多くの渋滞や長距離にわたる渋滞が発生する大型連休等で高速道路を利用予定のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

「自然渋滞」の場合:走行車線の方が流れることが多い

渋滞が発生する原因は、多々あり、さまざまな種類の渋滞があります。そして、渋滞のなかで一番多いのが、交通集中による「自然渋滞」です。

高速道路は走行するための車線が地域や区間によって増減しますが、設置されている車線数のキャパを超えると、車の流れがつまり、渋滞が発生します。

自然渋滞で最も多いのが、下り坂から上り坂に路面状況が変わる、いわゆる「サグ」と呼ばれるポイントです。有名な渋滞ポイントでは、東名高速道路の「大和トンネル」付近や中央自動車道の「小仏トンネル」が、このサグに該当する渋滞ポイントです。

自然渋滞ではどの車線を走行するべきか、これは自然渋滞が「どの車線からつまりはじめるか」を考える必要があります。みなさん、少しでも早く走行したいと考えるとなると、右車線の追越車線を積極的に利用するかと思います。そして、交通量が大幅に増えると追越車線がつまりはじめて、次に左車線の走行車線がつまりはじめます。

この法則から、自然渋滞時はなるべく走行車線を走行するのがおすすめです。私も数々の自然渋滞のなかを走行してきましたが、走行車線の方が追越車線に比べて流れがいい傾向があります。さらに、片側3車線の場合走行車線は2車線存在しますが、一番左車線を走行すると流れることが多いです。

自然渋滞時も通常時も、交通ではなるべく走行車線を走行することを心がけることと、最近では渋滞ポイントを知らせる看板も設置されているため、渋滞を発生させない「渋滞予防」にも積極的に取り組みましょう。

渋滞対策の参考

・NEXCO東日本「走行車線の利用促進による渋滞対策
・NEXCO東日本「高速道路の渋滞対策

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