公開日: 2023/07/12
高速道路は、すばらしい景色がみられるのも走行する醍醐味であり、魅力にもなっています。特に、日本は島国で世界的にみると小さい土地のなかに、さまざまな地形がつまっており、高速道路での走行中に、めまぐるしく景色が変化するところもあります。日本では、主に山の景色と海の景色が素敵な風景が多い印象ですが、高速道路でも山と海の景色がすばらしいところが多く、私もいろいろと楽しみながら走行しています。
私の場合、これまで山地域での生活が長かったため、海をみる機会があまり多くなかった経緯から、山地域にもちょくちょく行きますが、海岸地域へ赴く機会の方が多くなっています。さらに、最近は海岸沿いや海を突っきる路線も増えてきたことから、すばらしい海の景色がみられるポイントが増えてきました。海の景色は、みなさん大好きなので、単純な利便性以外にも景観も考えて、高速道路が建設されている部分もあります。
高速道路の休憩ポイントとなるサービスエリアやパーキングエリアも、すばらしいオーシャンビューがみられるところが全国各地に存在します。景色がいいサービスエリアは、やはり人気がありたくさんの人が集まります。今回は、日本人ならみなさん好きなオーシャンビューがみられるサービスエリア・パーキングエリアをいくつか紹介します。ドライブの目的地や経由地の参考に、ぜひしてみてください。
まずは日本を代表する高速道路である東名高速道路(以下 東名)より、静岡県富士市に所在地をおく「富士川SA」です。
東名は、静岡県の「富士IC」〜「清水IC」が駿河湾沿岸部を走行するため、駿河湾のオーシャンビューを楽しめます。そして、区間内に設置されている富士川SAは、起点から数えて東名3番目のサービスエリアで、サービスエリアの機能を十分備えると同時に、絶景もみられるため、オススメのサービスエリアとなっています。
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富士川SAは、名称のとおり山梨県を源流に静岡県へと流れる「富士川」のちょうど河口付近にあることと、所在地の富士市が中枢都市(正確には施行時特例市)であるため、駿河湾のオーシャンビューと一緒に富士川や富士市の街並を眺められるのも特徴です。
富士川SA上り線は、「道の駅富士川楽座」が併設するハイウェイオアシスとなっており、2017年2月23日(富士山の日)に「Fuji Sky View(フジスカイビュー)」と呼ばれる大観覧車も開業し、観覧車から眺める絶景もおすすめです。
また、富士川SAより11kmほど名古屋方面へ行ったところにある「由比PA」も、駿河湾のすぐ沿岸に設置されており、パーキングエリアの敷地のすぐそこが海という、絶景ポイントとなっています。
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東京湾アクアライン(以下 アクアライン)は、1997年12月に開通した、神奈川県川崎市から千葉県木更津市を結ぶ路線です。東京湾のど真ん中を突っきるルートで、開通当時かなり話題となりました。
アクアラインは、全長約15kmのうち起点から10kmが「東京湾アクアトンネル」、残り5kmが「東京湾アクアブリッジ」で構成されています。そして、トンネルと橋梁の間に設置されているのが「海ほたるPA」になります。
海ほたるPAは、人工島に設置された5階建ての建物のなかに、サービスエリア並みの施設を設けると同時に、設置場所からもわかるとおりあたり一面の東京湾の景色に加え、起点の川崎市や終点の木更津市の工業地帯を中心とした景色が一望できます。
海ほたるPAは夜景もキレイで、「日本夜景遺産」にも指定されています。また、海ほたるPAを目的地にドライブする方も多く、開業当初から来た方面へUターンできる構造になっています。
ただし、施設の充実さと絶景ポイントであることから、かなり人気の高いパーキングエリアであり、土日休日を中心にパーキングエリアが混雑し、パーキングエリア入口手前から渋滞することもあります。
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