公開日: 2023/05/26
■価格
・ガソリン車:312万8000円〜453万8000円
・ハイブリッド車:371万8000円〜514万8000円
・プラグインハイブリッド車:620万円
・車両本体目標値引き額:35万円
・納期の目安:10か月以上
・リセール予想:A
直近の登録台数(2023年3月)は1万1040台を記録するなど、工場はフル稼働に近い状態と推測できるが、現時点では溜まりに溜まったバックオーダーを消化するのがやっとのようだ。
ディーラーではガソリン車の一部グレード(SとG)の注文は受け付けているものの、ガソリン車のZとハイブリッド車の全グレード、プラグインハイブリッド(PHEV)車は、注文の受付を停止中。注文の再開は秋頃とも噂されている。正常化まではもう少し時間がかかりそうだ。
※この記事は 2023年5月に月刊自家用車WEBに公開されたものを再編集し、掲載しています。
掲載している情報は、公開日時点のものとなります。予めご了承ください。
ハリアーで選べるパワートレーンは3タイプ。2LのガソリンNA車、2.5Lのハイブリッド車、2.5LのPHEV(プラグインハイブリッド)車が用意されている。
まずガソリン車の搭載エンジンは、ミドルSUVとしては標準的な2LのNA(171PS/21.1kg・m)だが、発進時/巡航時でギアを切り替えるダイレクトシフトCVTを採用したことで、低中速域から力強い走りが楽しめることが強み。高速走行時では高回転域を多用するシーンが多くなるため、追い抜き加速や速度のコントール性はハイブリッド車には及ばないが、他社のライバルモデルよりも秀でている部分が多い。特に燃費に関してはクラストップ級の性能を持つなど、バランス良く仕上げられていることが強みだ。
ハイブリッド車(178PS/22.5kg・m【エンジン】+88kW/202Nm【フロントモーター】40kw/121Nm【リヤモーター※4WD仕様のみ】)は、ベースエンジンが2.5Lに拡大したほか、モーターによる巧みな駆動アシストが加わることで、動力性能が強化。重みのあるハンドリング感覚や腰の座った高速安定性なども手伝って、ガソリン車よりも車格が1つ上がった印象だ。燃費はハイブリッド車としては平凡(WLTC総合モード燃費で21.6km~)だが、高速走行時での余力感やアクセル反応の良さなど、上級ハイブリッドと名乗るにふさわしいモデルに仕上げられている。
最上級のPHEV車は、外部充電機能と駆動用バッテリー容量が増加したことに加えて、フロントモーターの最高出力も向上。速さを最優先したいユーザーにとっては最有力候補になりうる選択だ。
ハリアーに宿るプレミアムキャラをぞんぶんに楽しみたいならば、動力性能に秀でるハイブリッド車、もしくはPHEV車を選びたい。なかでも…