公開日: 2023/03/18
国土交通省は2023年2月、長野県、和歌山県、高知県、宮崎県にそれぞれ1駅、福井県に2つの道の駅が新たに登録され、全国の道の駅の数が合計で1,204駅になることを発表しました。
新たに追加登録され、2023年のオープンが予定されている道の駅は、下記の通りです。
2023年3月時点で予定されている各道の駅の施設情報を、現況写真やイメージパースとともにご紹介します。
「和田宿ステーション」は、長野県長和町の国道142号線沿いに新たにオープンする道の駅で、周辺観光の拠点として活用されることが期待されています。
道の駅には観光案内所や物販・飲食施設に加えて、物産加工施設が入り、飲食施設では手作りおやき等の郷土食を提供するとのこと。
道の駅の周辺に国指定史跡である「和田宿本陣」や「和田宿街並み」等の観光スポットがあり、道の駅近隣には「ふれあいの湯」という温浴施設もあります。
■住所:長野県長和町和田2834番地5
■施設:
駐車場68台、トイレ16器、情報提供・休憩施設、観光案内所、ベビーコーナー、物販施設、飲食施設、物産加工施設、EV充電施設
■オープン予定:令和5年度
道の駅「蓮如の里あわら」は、福井県と石川県の県境にある、あわら市にオープンする道の駅です。まちあるきツアー案内等の観光案内施設を設置し、あわら市北部広域観光のゲートウェイとしての役割を果たすことになるそう。
物販施設では、県境という立地を活かした農産物等の地場産品を販売し、飲食施設ではオリジナルメニューを提供。地元の方にも利用してもらえるよう、生活用品の販売も行っていくとのこと。
蓮如の里あわらは、国道305号線沿いにオープンし、レンタサイクル等も用意される予定になっています。
■住所:福井県あわら市吉崎1丁目801番地
■施設:
駐車場66台、トイレ25器、情報提供・休憩施設、観光案内所、ベビーコーナー、物販施設、飲食施設、シャワー施設、レンタサイクル、EV充電施設、公衆電話、公衆無線LAN、汀児童公園
■オープン予定:令和5年4月22日
道の駅「若狭美浜はまびより」は、福井県美浜町に2023年6月2日にオープン予定となっています。JR小浜線美浜駅に隣接した立地にオープンするため、クルマだけでなく電車でもアクセスしやすい道の駅になります。
観光案内、物販・飲食施設に加えて駅舎2階には多目的スペースが用意されます。またベビーコーナーに子育て交流施設があることも「若狭美浜はまびより」の特徴の一つで、おむつのばら売りや幼児等の一時預かりサービスを行っていくとのこと。
駐車場は121台まで駐車可能で、屋外広場も用意される予定。地域、世代を越えた様々な人々が集う「にぎわいの拠点」となることが期待されています。
■住所:福井県三方郡美浜町松原第35号15番地の1
■施設:
駐車場121台、トイレ19器、情報提供施設、観光案内所、ベビーコーナー、非常用電源、備蓄倉庫、貯水槽、マンホールトイレ、公衆無線LAN、休憩施設、物販施設、飲食施設、子育て交流施設、広場、多目的スペース、EV充電施設
■オープン予定:令和5年6月2日
和歌山県海南市に新たにオープンする道の駅「海南サクアス」。海南市は、「みかん・お菓子発祥の地」を謳っていて、地域資源を活かした観光情報の発信拠点、周辺観光施設への周遊拠点となる道の駅になることが期待されています。
駐車可能台数は152台予定と広い敷地が魅力で、情報提供施設に観光案内、飲食・物販施設にキッズスペース、芝生広場も用意され、子どもから高齢者まで多世代の人が集う道の駅を目指しています。
道の駅内では、地域のPRとして日本農業遺産に認定されている「下津蔵出しみかんシステム」や、しらすやハモ等の海産物や紀州漆器の特産品の販売も行われます。
■住所:和歌山県海南市下津町小南51番地1
■施設:
駐車場152台、トイレ30器、情報提供施設、観光案内所、ベビーコーナー、非常用電源、備蓄倉庫、貯水槽、マンホールトイレ、公衆無線LAN、物販施設、飲食施設、キッズスペース、多目的室、芝生広場、エントランス広場、EV充電施設
■オープン予定:令和5年度
↓ 和歌山県の道の駅、オススメの巡り方 ↓
高知県佐川町にできる道の駅「まきのさんの道の駅・佐川」。高知市と松山市を結ぶ国道33号線沿いにオープンし、四国を代表する美しい渓谷として有名な仁淀川流域エリアの玄関口に位置することから、観光や地域間の交流、連携を支援する拠点施設として整備されます。
地場産品、地元の農水産物等を活用したメニューを提供し、食のおもてなし拠点となることも期待されています。「木のおもちゃ美術館」やDIY工房があることも「まきのさんの道の駅・佐川」の特徴となっています。
子育て世代に向け、屋内施設の木のおもちゃ美術館やベビーコーナー、芝生広場も用意されます。
■住所:高知県高岡郡佐川町加茂2711番地1
■施設:
駐車場98台、トイレ32器、情報提供施設、観光案内所、ベビーコーナー、公衆電話、公衆無線LAN、バス停、物販施設、飲食施設、加工施設、芝生広場、EV充電施設、木のおもちゃ美術館、DIY工房
■オープン予定:令和5年度
宮崎県日南市北郷町にできる道の駅「きたごう」。2023年3月25日に東九州自動車道「清武南IC~日南北郷IC」間が開通するため、北九州方面からのアクセスがさらに便利になります。
物販・飲食施設に加えて、調理室があり、郷土料理や農産品による食の開発・継承を行い、ふるさとの未来につながる道の駅となることを目指していくそう。
ベビーコーナーに遊具広場もあり、子育て世代も訪れやすい道の駅になる予定です。「きたごう」の周辺には、クルマで約35~50分の場所に「酒谷」「なんごう」「フェニックス」と3つの道の駅があり、道の駅巡りも楽しむことができます。
■住所:宮崎県日南市北郷町郷之原乙1477番地1
■施設:
駐車場105台、トイレ20器、情報提供・休憩施設、観光案内所、ベビーコーナー、備蓄倉庫、公衆電話、公衆無線LAN、広場、物販施設、調理室、飲食施設、EV充電施設、サイクルラック、バス停、北郷ふれあい交流センター
■オープン予定:令和5年度
ご紹介した新規登録された6つの道の駅のオープン予定時期は、すべて2023年中となっています。なお福井県にオープンする2駅はオープン予定日も発表されていて、「蓮如の里あわら」が2023年4月22日、「若狭美浜はまびより」が2023年6月2日となっています。
↓ 2023年8月に追加登録が発表された道の駅はこちら ↓