公開日: 2023/02/11
フォトグラファーライターの齋藤千歳です。北海道千歳市に住んでいます。連載【プロフォトグラファーが教える北海道の絶景「道の駅」】では、筆者がさまざまな媒体に掲載するために撮影した訪れた北海道の絶景を仮眠スポットとしてお世話になっている付近の「道の駅」とともに紹介していきます。
今回は超有名な夜景スポットである「函館山」の裏メニューと言える雲海朝日と函館観光のベース基地としての道の駅「なないろ・ななえ」を中心に紹介します。
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日本でもっとも有名な観光地に東京を入れないのと同じような理由で北海道でもっとも有名な観光地に札幌を入れないなら、函館は間違いなく北海道でもっとも有名な観光地でしょう。そして、函館のなかでも世界三大夜景や日本三大夜景と言われる「函館山」からの夜景は、まさに北海道を代表する超有名観光スポットだと思います。北海道を旅行したことのない人でもご存知なのではないでしょうか。
今回の絶景スポットとして紹介するのは、そんな超有名観光スポットの裏メニューともいえる函館山からの朝日です。函館山の夜景は、函館山の頂上付近から東側に広がる街の光を観賞するロケーション。当然、同じ位置に朝日の時間帯にいれば、美しい朝日に出会えるわけです。
最初に紹介した写真は、そんな函館山からの朝日を撮影したもので、この日はなんと雲海も発生してくれました。かなり幻想的な雰囲気で撮影できたと思います。どの程度の頻度で雲海が発生するかまではわかりませんが、筆者は過去に数回雲海のなかで函館山からの朝日を撮影しています。
また、下に掲載している2枚目の写真は、朝日の撮影に向かう際に早めに到着し、夜景に近いイメージで撮影したものです。夜景の時間帯は天気が悪かった、といったときにも訪れてみてもよいでしょう。夜景から朝焼けに変わっていく函館の風景が楽しめます。
さらに朝焼けの時間帯の函館山を訪れるメリットのひとつが、交通規制がないこと。マイカーやレンタカーでも頂上の展望台にアクセスできます。季節による規制などがあるので、函館市公式観光情報の「函館山へのアクセス、最新早わかりガイド(2023/1/23更新)」などを、訪れる前に参考するとよいでしょう。
さて、観光都市として有名な函館市ですが、筆者が知る限り市内の市街地の近くに道の駅はありません。そのため、函館山の朝日にアプローチするための、函館観光のクルマ旅のベース基地になってくれる道の駅を検討する必要があります。
筆者がおすすめするのは、道の駅「なないろ・ななえ」になります。ただし、観光シーズンで、こちらが非常に混んでいるときは、道の駅「みそぎの郷 きこない」も設備が充実しているのでおすすめです。
道の駅「なないろ・ななえ」から函館山の山頂展望台まではクルマで約40分と予想以上に近く、日の出前の時間帯は道も空いているので、かなり気持ちよく走ることができるでしょう。また、函館の観光の中心である異国情緒漂う西部地区や金森赤レンガ倉庫などは函館山の裾野に並んでいるので、朝一番で函館山に入れば、観光名所へのアクセスは簡単です。
函館駅前も近く、朝日を見てからのんびりと降りてきても、朝ごはんを食べるための駐車場も基本的に空いています。 函館観光のスタートとしてもクルマ旅なら道の駅「なないろ・ななえ」から函館山の朝日はおすすめといえます。
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/donan/post_120/
・公式HP:http://nanairo-nanae.jp/
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/donan/post_115/
・公式HP:http://kikonai.jp/