公開日: 2022/11/26
ぼくが発起人となり代表を務めさせていただいている VANCAMP JAPANですが、「VANCAMP(バンキャンプ)」いわゆる車中泊キャンプの楽しさや魅力を伝えようと、チームでの活動をスタートしてようやく1年が経とうとしています。
この活動を始めるきっかけになったのが、以前にも少しお話した「VANCAMPER MTG」と題したオフ会だったのですが、そこに集結した皆さんそれぞれが個性的なスタイルで、独自のVANLIFE(バンライフ)を楽しんでいました。
これまで数回連載を続けてきた中で、「これからバンライフやバンキャンプを始めたい!」という声や、「車内のDIYにチャレンジしてみたい!」という声をいくつかいただいているので、そういった皆さんの参考になればと思い、今回はぼくたち VANCAMP JAPANの仲間たちが作り上げた、こだわりの車内をご紹介する回にしてみようと思います。
それぞれの個性が爆発したこだわりのクルマたちは、オーナーの人柄も含めて全てが魅力満載で、きっと興味深くご覧いただけることでしょう。気になった画像はピンチアウトのさらにピンチアウトで、細部までじっくりご覧あれー!
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ヘンミくんのバンはマツダのボンゴ。元は電気関連企業の事業用車両として使われていたクルマを、2年ほど前に中古車として購入したとのこと。
そんな彼のクルマについて、こだわりポイントを聞いてきました。
“キャンバス生地のエプロンを、運転席と後部座席の間にある仕切り板に固定してみました! エプロンに付いているポケットを活用することで、バーナーやホットサンドメーカー、コーヒーミルなどの朝ごはん用のギアを収納しています。
キャンプ撤収日の朝ご飯の準備・片付けをいかに手軽にできるかを考えた結果、この形になりました”
“主にキャンプ時のキッチンテーブルとして使用しているのですが、スライドレールを仕込んでいるので、テーブルを使う時は引き出すだけで簡単に設置できて、使い終わったら押し込むだけで OKなんです。
車内ではなるべくバーナーなどの火器類の使用を避けたいという理由もあり、見せるエプロン収納の朝ご飯セットを主にこのテーブルで使用しています”
“車内で過ごす時間が長いこともあり、より快適に過ごせるようにと「ご飯を食べたり作業をする時」と「寝る時」の空間使いを分ける目的でDIYした伸縮ベッドです。
角材を互い違いに並べて組んだベッドフレームを引っ張り出して、二枚重ねになっているマットを左右に分けるだけで簡単にベッド展開できてしまいます”
ヘンミくんのバンは、なんというか、ぼく的には「走る山小屋」という印象かな。濃く着色された合板がいい感じの風合いとなり、その中にレイアウトされた年季の入ったキャンプギアとの組み合わせは、どこかで見た山小屋の一角の様に感じました。
サイドシェルフにはベッドで横になったままでも手が届き、ワンタッチで現れるテーブルのギミックもシンプルながらよく考えられてるなーと。
そしてなによりブラウン系で統一された空間は「温かみ」ナンバーワン! 空間全体の色味もそうだけど、ギュッと全てがまとまってて、見てるだけで心も体も温まりそう笑。
本人は「キャンプ特化型仕様」と言っているほどで、アウトドアやキャンプ好き目線で見ると、車内を眺めているだけでワクワクする「空気」みたいなものを感じる1台で、普段はテント泊を楽しんでいる方にとっては、一番 “刺さる” 仕様なんじゃないでしょうか。
ぼくのシンプル造作のファミリー仕様のバンに比べて、完全にソロ仕様の「好き」が詰まった素敵カーでした。