公開日: 2022/11/18
高速道路を走行していると、いろいろなものを目にします。その1つが高速道路上に設置されている「キロポスト(距離標)」です。走行している路線の起点からの距離を表示したのもので、100メートル間隔で設置されています。
ただ、実際私たちが高速道路を走行している際にキロポストを利用する機会というのは、それほどないのが現状で、高速道路にキロポストが設置されていること自体を知らない方もいらっしゃいます。
高速道路のキロポストは、活用する方法がいくつかあり、普段の高速道路の走行の手助けになるものから、覚えておくといざというときの緊急時に役に立つ知識にもなります。
高速道路のキロポストの活用方法にどのようなものがあるのか、詳しくお話ししていきます。キロポストを上手に活用して、高速道路をよりスムースに走行しましょう。
キロポストは起点からの正確な距離が表示されているため、各インターチェンジ(IC)やジャンクション(JCT)、サービスエリア(SA)が何キロポストの地点にあるかも設定されています。
そのため、自分が利用する予定のインターチェンジやジャンクションまでの距離の目安に活用できます。距離がはっきり数字でわかることにより、目的地や経由地までの所要時間の概算を計算できます。
たとえば、東名高速道路(以下 東名)の「厚木IC」〜「静岡IC」なら、厚木ICは35.0キロポスト、静岡ICは161.8キロポストにあるため、両インターチェンジ間は126.8キロということになります。
東名は、基本的に制限速度が時速100キロに設定されていますが、「大井松田IC」〜「御殿場IC」は山岳地帯のため、時速80キロに設定されており、それを考慮すると両インターチェンジ間の所要時間は、およそ1時間30分くらいだと計算できます。
この活用方法は、おおまかでもいいので利用するインターチェンジやサービスエリアなどのキロポストの数字を把握しておく必要があります。最低でも、自分がよく利用するインターチェンジやサービスエリアのキロポストの数字を覚えておくだけでも、かなり活用できます。
サービスエリアのキロポストを把握しておくことにより、あとどのくらいで休憩がとれるかが計算できるため、気持ちの面で楽にもなります。高速道路を、特に長距離を運転する際は、利用する予定のサービスエリアまでどのくらいの距離で、あとどのくらい時間がかかるかをわかっていることは重要なことです。
基本的にサービスエリアは、50km間隔で設置されていますが、多少の前後もあれば例外の区間もあります。なので、サービスエリアの位置を正確に知ることにもつながります。
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