公開日: 2022/10/30
高速道路で休憩ポイントといえば、サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)があげられます。高速道路を走行しているとトイレにいきたくなったり、お腹がすいたり、なにかドライブに必要なグッズを購入したくなったりします。
そんなとき、サービスエリアやパーキングエリアに立ち寄ることで、休憩の際に必要なことややっておきたいことを全てすませることができるため、とても便利です。
ただ、高速道路の休憩ポイントには、主にサービスエリアとパーキングエリアという2つの名称があります。たとえば、東名高速道路(以下 東名)の起点から最初にある休憩ポイントは、港北パーキングエリアですが、その次の海老名はサービスエリアになります。
同じ休憩ポイントですが、サービスエリアとパーキングエリアでは細かいところで違いがあり、そもそもの定義が違います。これを理解していると、状況に応じてサービスエリアとパーキングエリアの利用分けを上手にすることができるため、高速道路でのドライブをより快適にスムースに行うことができます。
また、普段何げなく利用しているサービスエリアやパーキングエリアには、実は設置間隔の定義も存在するのです。つまり、その定義を理解しておけば自分が今走行している位置から、次のサービスエリアやパーキングエリアまでのおよその距離と所要時間がわかるというわけです。
今回は、高速道路を利用したことがある方なら、どなたでも立ち寄ったことがあるでしょうサービスエリアとパーキングエリアの定義について、設置間隔も含めてお話ししていきます。高速道路を利用する際に、ぜひ活用いただければと思います。
NEXCO東日本のホームページによると、サービスエリアは“人と車に必要なサービスを提供できる休憩施設”と記載されております。つまりサービスエリアは、人にとっても車にとっても必要な施設が整っているものだということです。
人でみると、トイレや休憩スペースなどの最低限の施設から、サービスエリアではフードコートやお土産やドライブにかかせないグッズを購入できる売店なども完備しているところが多いです。
車の観点でみると、車のエネルギーとなるガソリンを補充するためのガスステーション(ガソリンスタンド)や電気自動車用の充電スポットが設置されているところが多いです。
さらに、最近では地域の特色を活かしたサービスエリアや独自の施設やサービスを展開するサービスエリアも増えてきており、サービスエリアの魅力が高まってきています。
そんなサービスエリアの間隔は、およそ50kmごとに設置されています。時速100kmで走行した場合30分でサービスエリアから次のサービスエリアへ到着できる間隔です。
ただし、あくまでも目安の距離となり実際には、間隔の前後が大きい区間もありますので、サービスエリアを休憩や買い物等で利用したいのであれば、前もってある程度調べておくと安心です。
また、サービスエリアによって施設規模の大小もさまざまです。たとえば、東名の「海老名SA」や中央自動車道の「談合坂SA」はサービスエリアの敷地面積が広く、目的地として選ばれるような新しいスタイルを目指したEXPASA(エクスパーサ)の名称が付いており、施設も充実しています。
一方、地方の比較的交通量の少ない区間にあるサービスエリアでは、小規模なフードコートと売店はあるものの、ガスステーションが設置されていないサービスエリアも存在します。
パーキングエリアには、ドライバーが休憩できるための施設が設置されています。だいたいのパーキングエリアに、トイレと自動販売機などの休憩に必要な最低限の設置を完備しています。
パーキングエリアは、サービスエリアより小さい施設という認識をお持ちの方が多いですが、おおむねそちらの認識で合っていて、サービスエリアほどではないものの、駐車スペースがあり、高速道路を利用している際の休憩ポイントとして、どなたでも利用できます。
ただ、最近は関越自動車道の「三芳PA」や名神高速道路の「草津PA」のように、パーキングエリアという名称でありながら、ガスステーションが設置されていたり、広めのフードコートや売店が設置されていたりなど、サービスエリア並みの施設を完備するパーキングエリアも増えてきています。
また、24時間営業のコンビニが設置されているパーキングエリアも増えてきています。高速道路走行の際でも、コンビニは非常にありがたい存在で重宝します。
パーキングエリアもサービスエリア同様で、場所によって規模がまちまちのため、やはり事前にパーキングエリア情報を調べてから利用するのがおすすめです。情報は、NEXCOの公式HPや当メディアでもこれまでにご紹介していますし、他WEBや本などで調べることができます。
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パーキングエリアは、15km間隔で設置されています。サービスエリアよりも短い間隔で設置されているので、緊急を要する際でも利用しやすくなっています。