公開日: 2022/10/10
2022年10月11日(火)より、「全国旅行支援」が開始されます。
全国旅行支援とは、全国を対象とした観光需要喚起策のこと。割引率は一律で旅行代金の40%となり、割引の上限は、新幹線等の鉄道や飛行機、バス等の公共交通機関を含む交通付旅行商品の場合は最大8,000円、交通付旅行商品以外の場合、例えば自身で宿を取っての旅行等の宿泊単体という場合は、最大5,000円に設定されています。
全国旅行支援には、旅行代金の割引に加えて、登録されているお土産店や飲食店で使える平日3,000円、休日1,000円の地域クーポンもあります。地域クーポンも旅行代金の割引同様に1人あたりとなり、旅行商品の割引と地域クーポンをあわせて、平日だと最大で11,000円、休日だと最大9,000円の補助を1人あたり受けることができます。
期間は、観光庁の発表では10月11日から12月下旬までとなっていますが、各都道府県の現時点での発表を見ると12月20日(火)まで(21日チェックアウト分まで)が予定されているようです。対象となるのは、全国の都道府県からの旅行になります。
↓ 全国旅行支援、高速道路に使える割引は? ↓
「全国旅行支援」と2022年10月10日まで行われる「県民割」には、下記のような違いがあります。
割引率 | 割引上限 | クーポン | 対象 | |
---|---|---|---|---|
全国旅行支援 | 一律40% | 交通付:8,000円 その他:5,000円 |
平日:3,000円 休日:1,000円 |
全国民 |
県民割 | 最大50% | 5,000円/人泊 | 最大2,000円/人泊 | ブロック単位 |
これまでの県民割はブロックごと、近隣県への旅行等が割引の対象となっていました。しかしそれが、全国旅行支援では対象が全国の都道府県からの旅行に拡大されます。
ただ東京都に限っては、10月20日からの開始となります。各道府県から東京都へ旅行される場合、19日までは対象外となるので、注意が必要です。逆に都民の方が他道府県へ旅行される場合は、11日から全国旅行支援の対象となります。
なお、全国旅行支援開始前に11日以降の旅行を予約していた方でも、基本的に割引対象への切り替えが可能となっています。ただ、予約サイトによって一部例外となる場合もあります。不明点は申し込みをした旅行会社や宿泊事業者等へ確認し、忘れずに申請をして割引を受け、お得に旅を楽しみましょう。
県民割が全国に拡大されたバージョンと言える「全国旅行支援」。Go Toトラベルと何が違うの? と感じられる方も多いのではないでしょうか。
「Go Toトラベル」の公式サイトには、“10月11日開始の全国旅行支援は、Go Toトラベル事業とは別の事業です”と記載されています。
違いとして挙げられるのは、Go Toトラベルは政府が主体となって、全国一斉での実施となりますが、県民割の拡大版と言える全国旅行支援は、各都道府県が主体となり運用方法を決定します。
例えばGo Toトラベルの場合、都市圏で感染が再拡大した場合等は、全国で一斉に停止となりますが、全国旅行支援の場合は、各都道府県それぞれで継続と停止を判断できます。感染状況を鑑みてそれぞれの地域で観光を活性化できる、これは全国旅行支援の一つのメリットと言えるのかもしれません。
割引率 | 割引上限 | クーポン | 内容 | |
---|---|---|---|---|
全国旅行支援 | 40% | 交通付:8,000円 その他:5,000円 |
平日:3,000円 休日:1,000円 |
各都道府県により異なる |
新たなGo Toトラベル | 30% | 交通付:10,000円 宿泊のみ:7,000円 日帰り:3,000円 |
平日:3,000円 休日:1,000円 |
全国一律 |
なお、「新たなGo Toトラベル」の再開時期は、本記事公開時点で未定となっていますが、全国旅行支援が12月下旬まで開催されるため、来年以降の再開となりそうです。