公開日: 2022/10/11
2022年4月14日、新東名高速道路(以下 新東名)の初区間が開通してから、ちょうど10年を迎えました。新東名を管轄しているNEXCO中日本では、新東名開通10周年を記念するイベントやキャンペーンが行われました。
日本初となる本格的な主要高速道路の並行路線としての働きを担う新東名は、日本初の高速道路開通からの50年のノウハウが詰めこまれた、まさに最新型高速道路です。
新東名の誕生により、東名ユーザーをはじめ多くの方々の交通や生活が、より便利に、より快適なものになりました。私も、新東名の開通により名古屋・大阪方面へ行く機会が格段に増え、とてもお世話になっております。
と言っても、そんな新東名も初区間開通からまだまだ10年。これから、さらなる利便性向上や進化に期待がかかるところで、期待できる要素がたくさんあります。
そこで、今回は新東名のこれまでの功績とこれから期待されることについて、お話ししていきます。ぜひ、みなさんも新東名を利用して、よりよい高速道路のドライブライフを楽しんでいただければと思います。
新東名は、2012年4月に初めての区間となる「御殿場JCT」~「三ヶ日JCT」が開通しました。正式には新東名本線と、東名高速道路(以下 東名)との連絡線となる清水連絡路と引佐連絡路で構成されており、合計約162kmの区間の開通は、これまで開通した日本の高速道路のなかで、一番長い距離となりました。
さらに、2016年2月に「浜松いなさJCT」~「豊田東JCT」が開通し、静岡県東部から愛知県東部まで新東名1本でいけるようになりました。
2017年11月には「新静岡IC」~「森掛川IC」で、試験的に制限速度が時速100kmから110kmに引き上げられ、2019年3月には時速120km に引き上げ。2020年12月には御殿場JCT~浜松いなさJCT の全線片側3車線化が完成したことに伴い、こちらの区間で正式に制限速度時速120km での運用が開始されました。