公開日: 2022/05/24
2021年8月29日に新しい高速道路が開通し、晴れて全線開通を迎えた高速道路があります。その名は「中部横断自動車道」(以下 中部横断道)。
実際には、中部横断道は新東名高速道路(以下 新東名)から中央自動車道(以下 中央道)の南側部分と、中央道から上信越自動車道(以下 上信越道)の北側部分に分かれていて、昨年全線開通となったのは、南側部分となります。
静岡県と山梨県を結ぶ中部横断道は、首都圏にお住まいの方からするとあまり馴染みがないかもしれませんが、実は高速道路ネットワークとしては、かなり期待値が高く重要な高速道路になるのです。
私も、中部横断道が開通してさっそく1往復、全線通しで走行してきました。走行後は、走行前の情報から実際に走行してみて感じたこと等、いろいろと思い、感じることがありました。
今回は、私が実際に走行して感じたことをまじえながら、中部横断道の利用ポイントについてお話ししていきます。中部地方の新たな主要ネットワークとなる中部横断道を、ぜひ走行してみてください。
中部横断道南側部分は、新東名との接続部分になる静岡県の「新清水JCT」から、中央道との接続部分になる山梨県の「双葉JCT」までの約80kmの高速道路です。
新清水JCTは新東名と接続しており、清水JCTからも連絡路があるため、実質、中部横断道の開通により東名高速道路(以下 東名)から中央道まで1本でつながっていることになります。
実は、私は中部横断道の終点部分である双葉JCTのある山梨県甲斐市の出身で、中部横断道の初開通部分となる「白根IC」~「双葉JCT」の建設段階から、中部横断道を間近で見てきました。
初開通から約20年の時を経て、ようやく晴れて全線開通して嬉しさや喜びもひとしおであり、ぜひより多くの方に中部横断道を知っていただき、利用していただきたいという想いから、今回記事にて語らせていただきます。