公開日: 2022/05/06
大分県の中津市と言うと、全国的にも有名になった「中津からあげ」をイメージする方が多いかもしれません。しかし、中津市の魅力は、もちろん「中津からあげ」だけではないんです。
中津市内には日本新三景にも選ばれた「耶馬溪(やばけい)」のような絶景スポットが多く点在していて、子供や愛犬を連れて何度も中津市への車旅や車中泊を楽しんでいる筆者は、毎回雄大な自然が織りなす風景に心が癒されています。
そこで今回は、筆者がオススメする大分県中津市への車旅に最適な絶景スポットと、中津市内で車中泊にオススメのスポットをご紹介していきます。もちろん、ご当地グルメでもある「中津からあげ」を堪能できるオススメ店もご紹介しますので、中津市を訪れる際の参考にしてくださいね!
中津市の耶馬溪(やばけい)は、山国川流域に広がる壮大な渓谷を楽しめる景勝地となっていて、日本新三景にも選ばれています。
日本新三景の一つである耶馬溪の中でも特にオススメしたいのが、深耶馬溪にある「一目八景(ひとめはっけい)」です。周囲の岩峰群を一望できる名所としても有名で、春には桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪化粧など、季節を問わずその美しさを楽しめます。
また、一目八景展望台から川岸に向かって進んだ先には遊歩道もあり、展望台からの眺めとは一味違った景色も満喫できます。
■住所:〒871-0422
大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬3152
■アクセス:大分自動車道「玖珠IC」から約20分
■駐車場:深耶馬溪公共駐車場(無料)
普通車等256台、バス11台
※一目八景展望台から徒歩5分
江戸時代、僧侶の禅海が30年かけてノミと槌だけで全長342mの岩壁を貫通させた「青の洞門(どうもん)」も、耶馬溪オススメのスポットです。
洞門とその上にそびえ立つ「競秀峰(きょうしゅうほう)」は、景勝地の多い本耶馬渓のなかでも、屈指の美しさを誇っています。
洞門であるトンネル内は歩道が整備されているので、車での通行はもちろんのこと、のんびりと散策することもできます。
また、集塊岩の巨峰や奇石でできた競秀峰は、登山家にも人気なスポットとなっており、荒々しくも壮大な自然を間近に感じられます。
4月中旬から5月上旬にかけては「青の洞門を青に染めるプロジェクト」の名のもとに植えられた、ネモフィラ畑も楽しめるオススメの季節です。
青色が綺麗なネモフィラの花言葉は「どこでも成功」などがあり、新年度の始まりにぴったりな言葉。春の季節に中津市を訪れた際は、ぜひともネモフィラ畑にも立ち寄って、青に染まった青の洞門を楽しんでみてください。
■住所:〒871-0202
大分県中津市本耶馬渓町曽木
■アクセス:
中津日田道路「中津IC」から約20分
東九州自動車道「上毛スマートIC」から約20分
■駐車場:約80台(無料)
大分県中津市は、「からあげの聖地」として日本唐揚協会に認定を受けた、唐揚げの激戦区でもあります。
中津市街地には多くの専門店が軒を連ねていますが、今回は耶馬溪に観光で訪れた際のオススメ唐揚げ専門店として、特に筆者がオススメしたい「むら上食堂」をご紹介します。
注文を受けてからサクッとジューシーに揚げられた骨つきから揚げは、醤油ベースのたれとニンニクの風味が豊かに感じられる絶品のからあげです! 昔ながらの雰囲気が残る店内で食べることも可能ですが、テイクアウトをして壮大な景色を堪能しながら味わうのもオススメですよ。
■住所:〒871-0202
大分県中津市本耶馬渓町曽木2040-6
■アクセス:「青の洞門駐車場」から徒歩2分
■電話:0979-52-2317
■営業日
・火~金:9:30~18:00
・土日祝:9:30~18:30
■定休日:月曜日
※祝日の場合は営業、翌火曜日休業
ちなみに日本新三景とは、日本三景にならって1915年に実業之日本社の雑誌「婦人世界」で行われた読者投票によって選定されたものです。
投票により選ばれた日本新三景には、中津市の「耶馬溪」の他に北海道の道南有数の観光地として知られる「大沼公園」、静岡県静岡市の景勝地で富士山世界文化遺産の構成資産に登録されている「三保松原」が選ばれています。