公開日: 2022/04/28
中央自動車道(以下 中央道)は、日本の三大都市圏を結ぶネットワークや山梨県・長野県・岐阜県などの沿道の方々が利用することもあり、日本の高速道路のなかでも比較的交通量の多い高速道路です。
特に山梨~東京区間は、首都圏に向かう車が多数走行することもあり、全国屈指の交通渋滞が発生する区間としても有名で、東京都と神奈川県の県境にある小仏トンネルを中心に、週末には毎週のように渋滞が発生しています。
さらに、ゴールデンウィーク(GW)やお盆、年末年始などの大型連休の際には、観光や帰省のために高速道路を利用する方が増えるため、長いと20~30kmの大渋滞になるときもあります。2021年のGWには、小仏トンネル付近(上り線)で約31.4kmの渋滞(※)が発生したそうです。
※参照:NEXCO中日本
そんな中央道の渋滞事情ですが、東京都内区間も渋滞が発生する機会が多く、年間の渋滞が発生する回数でみると、山梨~東京区間より東京都内区間の方が多いのです。
そのため、山梨~東京区間だけでなく東京都内区間においても、渋滞発生時に迂回するための裏道・抜け道をある程度知っておいて、いざというときに利用できるようにしておくことが大切になります。
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先ほど、中央道の東京都内区間の渋滞の回数は多いというお話しをしましたが、山梨~東京区間は主に週末がメインで混むのに対して、東京都内区間は平日・週末問わずに渋滞が発生します。
都内で渋滞が発生する中央道の主な区間・曜日・時間帯は…、
・上り線・・・平日朝(6~10時)
金曜日夕方(17~20時)
土曜日夕方(17~20時)
日曜日夕方(17~20時)
・下り線・・・土曜日午前中
となります。
国土交通省が発表している年間の渋滞ランキング(平成31年・令和元年版)では、中央道の調布IC~高井戸IC間上り線が全国でワースト2位。時間帯別でも調布IC~高井戸IC間は、8時台にもランクインしていて、近隣の府中スマートIC~稲城IC(上り線・7時台)、稲木IC~調布IC(上り線・7時台)も全国ワーストトップ10内に入っています。
東京都心方面に向かう上り線の方が、渋滞の回数が多い傾向にあるものの、下り線もひとたび渋滞が発生すると、都内から小仏トンネルの先まで渋滞が延びることもあるため、あなどれません。
東京都内は人口が多いため、中央道以外の道路でも交通量は多いですが、その分道路の数も多数存在するので、渋滞回避のための選択肢もたくさんあります。