公開日: 2022/04/16
中央自動車道(以下 中央道)は、基本的には快適で便利な高速道路なのですが、1つだけ悩ましい問題があります。それが「渋滞」です。中央道は、日本の主要都市である東京~名古屋を結んでいるため、区間によっては交通量が多くなり大規模な渋滞がたびたび発生します。
国土交通省が発表している年間のIC区間別渋滞ランキング(平成31年・令和元年版)では、調布IC~高井戸IC間(上り線)が2位に、大月IC~上野原IC間(上り線)が11位にランクインしています。
特に、ゴールデンウィーク(GW)やお盆、年末年始などの大型連休の際は、たくさんの方が移動するため距離にして20~30km、時間にして2~3時間以上の渋滞が起こることもあります。渋滞を避けるには、渋滞する時間帯を避けて利用することが一番ですが、と言ってもご予定やご都合があり、どうしても交通ピーク時を避けて移動するのが難しい場合もあると思われます。
そういうときに有効なのが、中央道沿道の裏道・抜け道を利用することです。裏道を利用することにより、渋滞の中を走行するより早く目的地に到着できることがあります。
私もよく中央道を利用していますが、渋滞の規模が大きいときは、裏道を利用して走行しております。裏道は1つではなく複数のルートがあるため、区間や裏道の交通量を考慮しながらルートを選択しています。
2022年のゴールデンウィークも、中央道は混雑が予想されます。今から、中央道の渋滞を回避する裏道について確認し、いざというときに活用できるように準備しておきましょう。
中央道の渋滞回避に使える裏道、今回は山梨~東京編をご紹介します。
中央道で主に渋滞する区間は、主に「山梨~東京」と「東京都内」の2カ所です。あえて、山梨~東京と記載しているのは、時期や時間帯によりますが、中央道では特に東京方面へ向かう上り線が大渋滞するためです。
中央道の主な渋滞時期と時間帯は、
となっています。下り線の渋滞は、最近では前日の金曜日の夜や土曜日の早朝に走行する方が増えていることもあり、多少交通量が分散されている傾向があります。
一方、上り線の渋滞は深刻で、「大月IC」~「上野原IC」が片側3車線に増線したり、渋滞発生を予防するための情報を流したりなど、様々な対策がなされていますが、なかなか解消には至っていないのが現状です。
私が渋滞回避に行っている対策は、出発前にスマホアプリで渋滞情報を調べております。
具体的には、どこの区間でどのくらいの距離渋滞しているかを調べます。さらに、Google Mapの経路検索で、現在地から目的地までの所要時間を調べたうえで、中央道を走行するか、渋滞を避け複数ある裏道のいずれかを利用するかを判断しています。
この方法により、中央道が大渋滞している際も、最小限の時間ロスで目的地まで到着ができています。が、この方法を利用するためには、中央道沿道の裏道の知識が必要になります。
ここからは、中央道渋滞時に有効利用できる裏道・抜け道をいくつか紹介していきます。