公開日: 2021/09/18
バンライフや長期の車中泊旅の最中、トイレやお風呂、洗濯や洗い物など「水回り」のことはどうしているのか、あまり車中泊をされない方には想像ができないのではないでしょうか。
筆者は車中泊旅をはじめて2年以上経ちますが、最初の頃はどうしたものかと悩むことも多く、実際に旅を続けていく中で工夫をしたり、バンライフをしている友人から色々と教わったりして対処できるようになってきたように感じています。
今回の記事では、この「水回りの問題」について、筆者が実際に行っている対応方法や利用している施設などをご紹介していきたいと思います。
水回りの問題は生活すべてに直結しますので、どうしても避けられない部分があると思います。現在バンライフ、車中泊旅で水関連のことに疑問があったり、悩みがあるという方はぜひ記事をチェックしてみてください。
数日間の車中泊旅なら特に洗濯の心配をせず、持参した着替えを使用することで問題なく過ごすことができると思います。
しかし1週間以上の車中泊旅や長期のバンライフとなってくると話は別。車内に積んでおける衣服の数も限られてきますし、道中どこかで洗濯をしないと、着る服や下着が尽きてしまいます。
筆者が1週間以上の長期の車中泊旅でよく利用しているのは「コインランドリー」。街中にももちろんいくつか店舗があるのですが、筆者が特によく利用しているのは観光地内にある店舗。
地方の街中から離れた地域でも、別荘やリゾートマンションのある観光地なら大規模なコインランドリーがあることが多く、大量の洗濯物も1度に乾燥まで済ませることができかなり便利に利用することができます。
また洗濯機や乾燥機などの設備があるキャンプ場も最近は増えてきていることから、事前に情報を調べて、洗濯のタイミングでキャンプ場に宿泊をしたり、そのキャンプ場に長期滞在していつでも選択ができるようにしています。
いずれにしても行き当たりばったりでなく、できるだけ事前にネットで調べたり、車中泊に詳しい方から教えてもらったりして洗濯できる場所や金額を把握しておくようにするのが重要なポイントなのかもしれません。
自炊をする際、車内に水道設備がないと調理の際に使用した調理器具や食器類をどうやって洗うかが大きな問題となってきます。
筆者は夫婦2人で車中泊旅をすることが多いのですが、それほど大量の洗い物が出ることがないため、市販の「食器拭き用のウエットシート」を使って食器を拭いておき、帰宅してからしっかりと洗剤で洗うようにしています。
また長期旅の場合は、車内で食器拭き用ウエットシートで拭きとるだけで何週間も食器を使い続けるのは若干心配なため、旅の途中で炊事場のあるキャンプ場やRVパークを利用し、週に1〜2回程度はきちんと洗剤で食器を洗えるようにあらかじめスケジュールを組んでいます。
食事は毎日2〜3回は必ず取るものなので、まったく洗い物をせずに済ませるには外食をするか、お弁当を買ってくるしかないですよね。そうなると旅の費用はかなりかさんできてしまい栄養も偏ります。
長期になればなるほど自炊をする必要性は高まってきます。例えば夕食時にごはんを多めに炊き、翌日の朝食用におにぎりを作ってラップで包んでおくなど、食器を使わないで食事を済ますことができるための工夫も多少必要です。
車中泊旅やバンライフで事前に必ず押さえておきたいのが「トイレ」の場所。筆者はトイレがある程度きれいでないと生理的に無理で使うことができないため、旅の最中に何度かトイレを探してあちこち彷徨った経験があります。
年齢のせいか、年々トイレが近くなったこともあり(笑)。元々こまめにトイレに行くタイプではなかったのですが、ここ数年で「特にトイレに行きたいと思ってないときでも、行けるときに行っておくべき」と考えと行動を改めました。
それでも突然トイレに行きたくなったとき、どこにトイレがあるのかわからなかったり、コンビニのトイレが想像以上に汚かったりするとかなり困るのが現実です。そういう経験を何度かした結果、旅に出るとわかった時点で利用できそうなトイレの場所をあらかじめネットで調べておくようになりました。
1番安心して利用できるのが高速道路のサービスエリアやパーキングエリアにあるトイレ。この10年ほどであちこちきれいに改装されたり新設されている場所が多く、かなりきれいなので安心して利用することができます。
道の駅のトイレもおすすめです。立ち寄った際にはジュースを買ったりお土産を買ったりと、トイレを利用するだけでなくお買い物をしてお金を使うよう心がけています。
また食事に立ち寄った飲食店や宿泊するキャンプ場、RVパークなども利用しますが、事前にトイレがきれいかどうか、ネットでクチコミをチェックしたり友人・知人に教えてもらっておくと安心です。
日本に住んで国内で旅をしている限りは、金額の大小はありますが、お風呂で困ることはあまりないように思います。
日本には全国的に温泉がたくさんあり、日帰り入浴施設や銭湯があちこちにあるため、滞在先付近にある入浴施設を事前に調べておくことで簡単に対応することができるんです。
筆者だけでなく夫も温泉好きのため、車中泊旅の際には日帰り温泉や無料の温泉施設などを事前にネットで調べておき、その周辺で車中泊できる場所をみつけて寝泊まりするようにしています。
車中泊・バンライフをしている友人・知人の中には、ネットカフェのシャワーを利用しているという方もいるようです。日帰りの入浴施設と違い比較的安価で利用することができるため、長期の旅ではかなり便利に活用することができます。
いずれにしても、場所と金額。この2点をしっかりと調べ、予算と時間を確保しておくことが必要です。
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今回は、バンライフや車中泊旅中の水の問題について、現在筆者が行っている対応方法や実際に利用している施設などをご紹介しました。
自宅と違い車内に設備がないものについては、有料・無料問わず外部の施設を利用する必要がでてきます。その際、有料の場合はその費用を事前に予算に組み込んでおく必要があり、価格帯の違いにより旅の資金に大きな影響を及ぼす可能性があるのは間違いありません。
有料の施設についてはネットで事前に金額を調べることができることが多く、ネットで調べられなくても電話での問い合わせ等をして教えてもらうことも可能です。
しっかりとお金を払って施設を利用させていただくことで、快適に旅を続けることができるようになりますので、事前にきちんと調べ、時間と予算に余裕を持ってこれからも旅を楽しんでいきたいと考えています。
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