公開日: 2021/05/16
「キャンピングカーが欲しい!」と思い立ったら、まずはキャンピングカーに関する資料を集めて知識や情報を得ることからスタートしましょう。
情報収集には、キャンピングカー専門誌やムック本を徹底的に読み漁るのがお勧めです。ニューモデル紹介、キャンピングカーの基礎知識、キャンピングカーの遊び方、ユーザーのキャンピングカーライフやキャンピングカー購入記など、さまざまな情報を1冊でまとめて読めるのが、雑誌の大きなメリット。さまざまなキャンピングカーが掲載された広告ページを眺めているだけでも、自分が欲しい車種や自分が描く理想のキャンピングカー像が、ぼんやりと形になってくるはずです。
キャンピングカーの知識が深まり、購入候補も何となく絞れてきたら、インターネットも積極的に活用しましょう。キャンピングカーメーカーの公式ホームページにアクセスすれば、各車両のスペックや価格などを知ることができます。YouTubeやブログも情報の宝庫。購入候補のキャンピングカーに乗っているユーザーがYouTubeチャンネルやブログを開設している場合、そこからユーザーにしか分からないインプレッションや購入記などの貴重な情報を得ることができます。
購入候補が固まってきたら、次はいよいよ実車の見学です。キャンピングカーメーカーやキャンピングカー販売店でも見学や見積もりはできますが、1つの店舗で扱っている車種は限られます。もっともお勧めなのは、年間を通して全国各地で開催されているキャンピングカーショーに足を運んでみることです。キャンピングカーショーには、多数のビルダーが自社で製作した車両を出展するので、一度にさまざまなキャンピングカーを見学することができます。
これは購入希望者にとって絶好のチャンス。気になるクルマを同じ会場で見学できるので車種の比較がしやすく、スタッフから車両のコンセプトや特徴、装備の詳細などを詳しく聞くこともできます。ショー期間中はオプションプレゼントやローン金利の優遇などのキャンペーンが行われていることも多いので、見学だけでなくショー会場で商談~契約してしまうのもひとつの手です。
キャンピングカーの購入価格は、どのオプションパーツを装着するかで大きく変わります。いくら車両価格が安くても、オプションパーツを大量に追加すれば、結果的に購入費用は跳ね上がります。逆に、車両価格が高くても、必要な装備が最初からすべて標準でセットされているモデルなら、オプション装備の費用が抑えられるため、最終的に安上がりとなるケースもあります。まずは、「自分にとって、どの装備が必要なのか」「購入候補の車両に何が標準装備されているのか」を、しっかり見極めることが重要です。
購入候補が複数ある場合は、車両価格に必要なオプションパーツの価格をプラスした合計金額で比較・検討しましょう。
キャンピングカー購入時には、車両本体価格のほかにさまざまな費用がかかります。必要な費用は、大きく分けると
・オプション費用
・税金・保険(自動車税、重量税、取得税、自賠責保険)
・納車諸費用
の3つ。
車両本体価格とオプション費用は自分でも計算できますが、税金や保険、諸費用は見積もりを出してもらわないと正確にはわかりません。購入する・しないに関わらず、欲しいモデルが絞られた時点で、まず見積もりをとってみるのがお勧めです。各車の見積もりをとって購入にかかる合計金額が明確になれば、より具体的な比較が可能になります。
見積もりをとるということは、販売店のスタッフと接触するということでもあります。自社のキャンピングカーを知り尽くしたスタッフと実際に話をすることで、クルマの特徴やこだわり、細部の工夫など、カタログや雑誌、インターネットの情報だけではわからない「生の情報」を得ることができます。疑問に思っていることがあれば遠慮なく質問して、購入前にすべて解決しておきましょう。
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