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【"キャンピングカーの聖地"北海道でクルマ旅 vol.1】北海道の魅力と"キャンピングカーの聖地"である理由

北海道は、“キャンピングカーの聖地”です。

筆者も、北海道の魅力にとりつかれた1人。毎年夏に家族を連れてキャンピングカーで北海道に渡り、2~3週間かけて道内のキャンプ場を巡りながら旅をする。そんな「北海道キャンプ旅」を、これまで14年間欠かさず続けてきました。北海道旅の累積日数は、なんと300泊オーバー!

周囲にも毎年のように北海道で長期の旅を楽しんでいるキャンピングカーユーザーが大勢いますし、「いつかはキャンピングカーで北海道に行きたい!」と北の大地に特別な憧れを抱いているユーザーの声もよく耳にします。

なぜ北海道が、そこまでキャンピングカー乗りを惹きつけるのか。今回は、“キャンピングカーの聖地”北海道の魅力についてお話します。

愛車と一緒に船で海を渡る「非日常感」

本州と道路がつながっていないため、キャンピングカーで北海道に行くにはフェリーの乗船が必須になります。「クルマと一緒に船に乗って海を渡る」のは、何度経験しても新鮮でワクワクする瞬間です。この非日常感こそが、北海道キャンピングカー旅の醍醐味でもあります。

船内には、レストランや大浴場、シアタールーム、カラオケボックスなどが完備されていて、高級ホテル顔負けのスイートルームや愛犬と一緒に泊まれるペットルームを完備したフェリーもあります。北海道に向かう往路のフェリーでは、これから始まる旅へのワクワク感を高め、本州に帰る復路のフェリーでは、北海道の旅の余韻を味わいながら現実世界へとゆっくりと戻っていきます。スピード重視の飛行機の旅では決して味わえない、船旅ならではの贅沢な時間です。

大型キャンピングカーでもストレスのない交通環境

道路も広く、町を離れれば交通量もごくわずか。お店や観光スポットには必ず広い駐車場が確保されていて、大型のキャンピングカーでも「走る場所」「止める場所」を気にすることなく、雄大な景色を眺めながら爽快なドライブを満喫できる。そんな恵まれた交通環境も、北海道が“キャンピングカーの聖地”と呼ばれる大きな理由のひとつです。

北海道は、とにかく広大です。「道北方面に向かってカーナビに目的地をセットしたら、『100km先を右折です』と案内された」という嘘のようなエピソードもあるほどで、初めてキャンピングカーで北の大地を訪れた人は、そのスケールの大きさに驚かされることでしょう。

日本離れしたスケールの大きな絶景

四国と九州を足しても及ばないほど広大な面積を持ち、豊かな自然に恵まれた北海道には、スケールの大きな絶景を味わえるスポットが数多く存在しています。

どこまでも続くまっすぐな道、はるか彼方に地平線を望む広大な大地、美しく雄大な田園風景、視界いっぱいに広がる大海原……。どこを走っていても、北海道以外のどの場所とも違う日本離れした雄大な景色に出会うことができます。

北海道ならではの大自然を味わいたい人にとくにお勧めなのが、道北エリアと道東エリアです。道北には広大なサロベツ原野や日本最北端の宗谷岬、道東には世界遺産の知床半島や釧路湿原など、多くの絶景スポットが点在しています。ほとんどクルマ通りがないまっすぐな1本道を走っているだけでも、北海道の自然の豊かさと雄大さを肌で感じられるはずです。

最高ロケーションのフィールドで至福のキャンプ

豊かな自然に恵まれた北海道は、まさに「キャンプ天国」。道内の各地に多くのキャンプ場が点在していて、湖畔、林間、草原、牧場など、好みに応じてロケーションも選び放題です。どこに行っても素晴らしい自然と日本離れしたスケール感を味わえる北海道だけあって、キャンプ場のロケーションも素晴らしいの一言! 北海道の圧倒的な大自然に包まれながら至福のキャンプを味わってしまうと、ほかではキャンプができなくなってしまうほどです。

公営のキャンプ場が多く、利用料金が格安なのも、北海道のキャンプ場の特徴です。本州のオートキャンプ場では1泊5000~6000円が一般的ですが、北海道なら電源付きで2000円程度のキャンプ場はザラ。数100円で利用できるキャンプ場や、無料のオートキャンプ場も数多くあります。北海道を訪れたら、ぜひキャンプ場を利用して最高のロケーションの中で贅沢な時間を過ごしましょう。

北海道でしか味わえない絶品グルメの数々

四方を海に囲まれた北海道は、まさに海鮮天国です。獲れたての新鮮なネタをふんだんにのせた海鮮丼は、北海道グルメの代表格。函館のイカ、積丹のウニ、厚岸のカキなど、道内を移動しながらその土地の名物を味わうのも、北海道キャンピングカー旅の楽しみです。

ジンギスカン、ラーメン、新鮮な牛乳や卵、バターをたっぷり使ったスイーツなど、海鮮以外にも北海道の絶品グルメはたくさんあります。函館エリアではご当地バーガーショップ「ラッキーピエロ」や「ハセガワストアの焼き鳥弁当」、帯広エリアでは自慢のたれを絡めた「豚丼」、釧路エリアではスパゲティミートソースにトンカツをのせたボリューム満点の「スパカツ」、根室エリアではバターライスの上にトンカツをのせてデミグラスソースをかけた「エスカロップ」など、道内のご当地グルメを巡りながら旅をするのもお勧めです。

■連載:"キャンピングカーの聖地"北海道でクルマ旅
・【vol.1】北海道の魅力と"キャンピングカーの聖地"である理由
【vol.2】15年以上続く我が家の北海道キャンプ旅「はじめの一歩」
【vol.3】キャンピングカー納車1週間、0歳児連れで3週間の北海道キャンプ旅を敢行!
【vol.4】旅先での素敵な"出会い"が北海道キャンプ旅の原動力
【vol.5】北海道を旅する最大の目的は「最高のロケーションでキャンプをする」こと
【vol.6】長男と男同士で過ごした1週間の北海道キャンプ旅
【vol.7】家族との旅を長く続けるために、我が家が取り入れた旅のスタイルとは!?
【vol.8】北海道キャンプ旅で遭遇した"最大のピンチ"のハナシ
【vol.9】大好きなキャンプ場で1週間、最高に幸福な時間を過ごした話
【vol.10】北海道キャンプ旅で出会った"忘れられないワンシーン"
【vol.11】我が家の北海道キャンプ旅の「始まり」と「これから」

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