公開日: 2021/02/04
「冬のキャンプはちょっと・・・」
キャンプ好きだけど、冬のキャンプを敬遠している方は少なくないと思います。
筆者も家族や仲間たちとキャンプに行くのは、グリーンシーズンが圧倒的に多く、ウインターシーズンにキャンプに行くことは、ほとんどありませんでした。
冬キャンプを敬遠する一番の理由は「寒さ」ではないでしょうか?
下のグラフは、気象庁の過去の気象データより東京の過去5年の平均気温をまとめたものです。
12月から2月の平均気温は10℃を下回り、夜には氷点下になることも。グリーンシーズンと同じキャンプ装備では太刀打ちできないので、電源付きサイトでストーブや電気毛布などで寒さ対策をとる方も多いと思います。
我が家は、防寒装備不足で冬の気温がネックとなり、家族の合意をとれずにいます。
また、仮に装備を整え、家族の合意をとれたとしても、荷物が車に乗りきらないという課題が浮上します。
筆者のRV車にキャンプ道具の一部を積載した状態の写真です。まだ防寒対策の道具やテントを荷積みする前でこの状況です。
冬キャンプに必要になるキャンプ道具は、
・衣類:アウターなどの防寒着が必要。できればジャケットだけでなくパンツもあれば安心。
・毛布類:底冷えしてくるので、テント内に敷くこともできるブランケットは万能。
・暖房器具:使用方法に注意が必要だが、ストーブ類があれば心強い。
など。どうしても冬は荷物が増えます。それをラゲッジスペースに全て積載することは、至難の業です。
筆者は2ヵ月の間、「Toy-Factory(トイファクトリー)」の「BADEN(バーデン)」と「GT(ジーティー)」の2車種を使用し、車旅やキャンプをしてきました。
その結果、今では「キャンピングカーが冬キャンプをより身近にさせる」と実感しています。
今回は【キャンピングカー旅のススメ vol.1】として、筆者が感じたその理由をお届けしたいと思います。
下の図は、気象庁の過去の気象データから東京の5年間(2015年~2019年)の降水量を月毎の平均値を算出し、グラフ化したものです。
グラフを見ると12月から2月の降水量は少なく、旅先で「雨」に出会う可能性は低いことがわかります。
一方、グリーンシーズンの降水量は、圧倒的に高いです。
雨リスクが高いということは、撤収時に大きく影響します。筆者も雨の中のテント撤収作業を何回も経験していますが、何度やっても「嫌」なものです。
下の図は、気象庁の過去の気象データから東京の5年間(2015年~2019年)の日照時間を月毎の平均値を算出し、グラフ化したものです。
気象台やアメダスなど、日照計により観測される太陽が照った時間数を「日照時間」と言います。グラフを見ただけだと冬の日照時間が多いとは、感じないかもしれません。
ただし、冬は周知のとおり日が短いのです。
下の図は、東京の2020年の毎月1日の日の出、日の入り時間、可照時間(日の出から日の入りまでの時間)を表したものです。1年の中でも12月と1月の可照時間が、10時間弱と短いことがわかります。
日の出 | 日の入り | 可照時間 | |
夏至 (2020年6月21日) |
4:25 | 19:00 | 14:35 |
冬至 (2020年12月21日) |
6:47 | 16:31 | 9:44 |
2021年の夏至は、今年と同じ6月21日
2021年の冬至は、12月22日です。
可照時間が短い季節なのに、日照時間が多いということは、日が照っている可能性が高いという事です。
筆者が12月にキャンプに行った時も、日中は温かな陽気でした。また、冬は空気が澄んでいるので星や景色が綺麗に見えることもおススメな点です。
以前、筆者がファミリーキャンプをしていた時に、息子がブヨに刺されたことがあります。
あまりの痛みに泣きじゃくる子どもに、何もしてあげられなかったことを鮮明に覚えています。
それから夏にキャンプに行く際は、ブヨなどの害虫対策を欠かさずおこないますが、敵はお構いなしにやって来ます。経験上、キャンプ場に虫がいなかったことはありません。
虫はキャンプ場があるような自然環境を好み、そこに虫が生態しています。我々が敵の陣地に踏み込んでいるようなもので、ノーリスクになることは難しいです。
「虫が苦手なこと」は「寒さ」。
虫は体温をコントロールすることができないため、寒いと活動をしません。
虫に出会わないようにどうするか、虫に出会ったらどう対処するか対策を考えるのではなく、虫が稼働しない時期に狙うのは如何ですか?
虫が苦手な人にとって、冬ほどおススメな季節はありません。
キャンピングカーでキャンプに行き、実際に使用してみて感じた筆者の驚きは、下記の2点です。