公開日: 2021/01/27
「U-BASE湘南」、その名前の由来は、
という様々な意味の「U」に、クルマ遊びの発信基地にするという想いを込めた「BASE」から。その「U-BASE」に店舗がある湘南の地を掛け合わせたものです。
新業態のショールームを湘南にオープンした理由とは何だったのでしょう?
そのきっかけになったのは、「U-BASE湘南」の駒崎喜郎店長でした。今回の取材にもご対応いただいた駒崎店長は、約20年間、「U-BASE湘南」の向かいにある「ビークルステーション湘南台」で働き、2018年からは同店の責任者を務めていました。
元々はカー用品を扱うお店があり、そのカー用品店が移転するという話を聞いた駒崎店長が、横浜トヨペット本部に報告。本部から現地を視察に来た駒崎店長の上司が、モーターショー等が好きでブースがある店舗をやってみたいという想いを抱いていて、その場で店舗のイメージを作成したそう。
「ブースのあるショールームのようなお店をやってみよう」と、具体的な店舗づくりへ動き出すことに。
「U-BASE湘南」は、6つのゾーンに分かれていて、趣味もクルマも、まさに「クルマ遊びの発信基地」と言える店内になっています。
「遊び」部分を担うパートナーには、国内屈指のキャンピングカービルダーである「Toy-Factory(トイファクトリー)」、アウトドアショップの名店である「Orange(オレンジ)」が出店。「扱っている車両、商品の個性、徹底的なこだわりから、選ばせていただきました」と、駒崎店長。
「NEXT MOBILITYゾーン」はその名の通り、MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)のMaaS(Mobility as a Service)向けの架装車両「マルチタスク車両」や、新型燃料電池車「MIRAI(ミライ)」など、次の世代のモビリティを体感できるゾーン。
取材当日は、新しい時代の旅のモビリティとして、トイファクトリーにオーダーした「U-BASE湘南」オリジナルのキャンピングカー「U-BASE ONE」が展示されていました。
同店で販売されている「BADEN」「TOY'S BOX」よりも少し小さく「普段使いもしやすいように、ナロー(標準)サイズで作ってもらっています」。質・安全性が違うと、駒崎店長も絶対の信頼を寄せています。
駒崎店長に「Orange」をパートナーに選んだ理由について伺うと、課題であった新規ユーザーの獲得という面も関係していたそう。関西で人気のアウトドアショップである Orange の首都圏初出店ということもあり、Orange をきっかけに来店するお客様も多く、「U-BASE湘南」は7割~8割が新規のお客様になっているとのこと。
来店する際の車を見ても、駒崎店長のこれまでのキャリアで来店車両として見かけることのなかったキャンピングカーであったり、アウトドア仕様にした車が多いことに驚いているそう。「ここ車屋さんだったの?」と言われたこともあるのだとか。